永福寺
えいふくじ
えいふくじ
■永福寺(えいふくじ)は、宮城県遠田郡涌谷町にある時宗の寺院墓地です。
永徳2年(1383年)に亘理肥前守行胤が、遊行12代尊観上人の教化に帰依し、亘理小堤村に一寺を建立したのが始まり。亘理肥前守行胤は、現在の宮城県亘理町一円を治めていました。
天正19年(1591年)亘理兵庫守元宋が百百村に移住の際、南郷大柳村に地を賜り建立。その後、元和2年(1616年)定宗の代に現在地に寺地を賜り移りました。それ以降、風災害による損傷や経年劣化による老朽化により荒廃を余儀なくされましたが、本尊や前机など創建当時のものをしっかりと守り伝えながら、再興を願い続けてきました。
■優しさに包まれ、こころ安らぐ境内。
現在の53世・柴興章住職が平成18年(2006)8月工事に着手。永福寺の再興に立ちあがりました。約3年の歳月を掛けて、平成の大事業をやり遂げ、往時の姿を甦らせました。県内に10寺しかないといわれる時宗の寺院です。境内に足を踏み入れると、やさしい趣に包まれ、なぜか穏やかな心になる自分を見つけることができます。
・石巻線「涌谷」駅から徒歩で約10分
・東北自動車道「古川IC」から車で約30分