東渓寺
とうけいじ
とうけいじ
■東渓寺(とうけいじ)は、宮城県大崎市にある寺院墓地です。
東溪寺は、遠田郡大沢村百々(どうどう)に、大崎氏の家臣である百々左京亮隆元の牌寺として建立され、寛正元年(1460年)の開山です。
大崎氏の滅亡した天正18年(1590年)に百々氏も没落。100年にわたり荒廃していましたが、元禄4年(1691年)に現在の地に移転し再興に努めました。
当時は特定の人のために建てられることの多かった寺院ですが、この時の仏殿や庫裏などの建立は、一般の人々の信仰の結集によって成されています。
現在の諸堂は、昭和52年の宮城県沖地震による被災を契機に総檀信徒によって建立されました。
本堂にはご本尊の御釈迦様や薬師如来、三十三観音などが祀られており、訪れる人々の「悟り、治癒、安楽、克服」などの願いに広く対応しています。
■交流の場づくりに尽力
東溪寺では、檀家や地域の方々との交流を大切にしています。お盆の時期にはお墓全部に蝋燭を灯し、露天を設け、東北弁の落語会を開くなど、交流の場づくりに尽力しています。このようなふれあいを通して、地域の活性化を図っています。
東北本線「田尻」駅から徒歩で約15分
東北自動車道「古川IC」から車で約20分