11. 改葬(お骨の移動)について
数十年前に亡くなった祖父母とおばの遺骨を父のお墓へ改葬することとなりました。書類上の手続き以外にどのような準備などが必要なのでしょうか?また、親戚などを呼び行う予定なのですが、
「服装は礼服ですか?」「法要や精進落としのような会食の場所も用意するのですか?」「引き物の準備は必要ですか?」
など、基本的なマナーがわかりません。一般的な仏事のマナーを教えて下さい。
改葬を行った際よく行われるご供養と致しましては、
開眼供養(新しくお墓を建てた場合)
納骨
回忌供養(改葬した年が故人の回忌供養の年にあたっていた場合)
がございますが、今回はご納骨だけのようですので、②のご納骨の場合としてご説明を致します。
服装につきましては、男性はダークスーツに黒か地味な色のネクタイ、女性は華やかでなく地味な色合いで無地の服でもよろしいでしょう。会食については通常行います。会場等については菩提寺の場合はお寺に、霊園でしたら管理事務所等に、又は建墓工事をした石材店にご相談されるとよろしい でしょう。会食時のご挨拶としては、集まっていただいたお礼を(故人も喜んでいる等)中心に感謝の意が伝わればよろしいかと存じます。引き物も法要等の場合は用意する事が多いようです。(お皿や塗り物に御茶などのセット等)
尚、ご住職にお渡しするものは「お布施」「御膳料」(会食に出ない場合)「お車代」があり、それぞれ別の袋(白い封筒)に用意します。お布施の金額は菩提寺の場合、通常の法要の際のお布施が目安になります。(但し、霊園に手配を依頼した場合は、規定のお布施だけで良い場合もありま すので管理事務所へご確認ください。)