2. 納骨棺の中に雨水が入ることはない?
2平方メートルの敷地の納骨棺を作ってその上に石をのせて、納骨をする形の場合、上に置いた石の隙間から雨が漏って納骨棺に流れ込んで、中が水浸しになると思いますが、業者の方は「最近はコンクリートでなくパッキンで溝を埋めるのでそんなことはない。水は入り込まない」と言われるのですが、本当はどうなのでしょうか?
お墓の構造等にもよりますが、現在では納骨棺の上の石(拝石)と納骨棺の接合部分にコンクリではなくパッキンにて隙間を埋めているため、接合部からの水の浸入はほとんどなくなってきています。ただし、長い年月の間にはパッキンの劣化により隙間からの水の浸入や、結露等で納骨棺内に水分が発生する場合があります。以前は納骨棺の底が地面の下にあったため、そのような場合、水が溜まるケースがありました。最近では地面の上に盛り土をして納骨棺を地面より上に作り、納骨棺底分の一部を抜き(コンクリで覆わず)、万一水が溜まった場合地下に水が抜けられるような構造にしているお墓が多くなってきております。(入り難く抜けやすい)今後のご検討の際に、併せてご確認されると宜しいかと存じます。