都立青山霊園(東京都)
夏を感じる強い日差しの中、港区南青山二丁目にある『都立青山霊園』の見学に出かけました。
都内23区内では、もっとも広い霊園だそうです。
名称は何度も耳にしたことのある青山霊園、由緒ある墓所の見学楽しみです(^^)/
今日は、東京メトロ外苑前駅で降りて青山霊園最寄の「1b」出口より霊園に向かうことにします。
外苑前駅より、歩いておおよそ7~8分で北中央入口に着きました。
青山の一等地にある都立青山霊園は、東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩約7分、「青山1丁目駅」約9分、東京メトロ千代田線「乃木坂駅」からも約10分と徒歩圏内とアクセスの良さが魅力です。
明治7年(1874年)に、わが国最初の公営墓地として開設した都立青山霊園は、港区の北西に位置しています。
総面積は263,564㎡(7万9千坪)で、そのうち墓地面積は128,019㎡です。霊園全体のおおよそ48,6%が墓所となっているそうです。
園内には、一般墓地のほか、立体埋葬施設が3箇所あります。
お盆やお彼岸時期などは臨時の駐車場が設けられますが、霊園内には駐車スペースが少ないので、なるべく公共交通機関を利用した方がよさそうです。
霊園管理事務所には、著名人のお墓を案内する「青山霊園歴史的ガイド」をはじめ各種パンフレットが用意されており事務所内でもらえます。
港区南青山のお洒落なビル街の中に広がる広大な敷地には、明治以来、政治家や著名人の眠る墓所が数多くあり、年間を通して墓参者だけでなく歴史の勉強や散策に訪れる人も多いそうです。
霊園周辺はビル街ですが、園内はとても都心とは思えないほど静かで、落ち着いた雰囲気でした。
霊園全体きれいに整備され、道路わきの桜並木をはじめ武蔵野の面影をとどめる樹木が茂り、爽やかな風が心地よい園内の木陰ではランチを楽しんでいる方も多くいらっしゃいました。
築地居住地に住む外国人を埋葬した「外人墓地」がありました。
こちらは、明治維新に尽力した大久保利通公のお墓です。亀の彫刻が印象的!
花見の名所としても知られる青山霊園。園内のいたるところに桜が植えられており、春には、南北に縦断する車道の両わきにある桜並木の花のトンネルが見事で車の渋滞ができるほどだそうです。
園内には、小説家として知られる志賀直哉をはじめ、国木田独歩、後藤新平、斎藤茂吉、吉田茂など明治期に活躍した政治家や著名人の墓所も数多く、渋谷駅のブロンズ像で知られる忠犬ハチ公のお墓もありました。
~見学を終えて~
青山霊園は都立霊園の中でも人気が高い霊園です。
数多くの著名人が眠る霊園は、都心にありながらとても静かで豊かな自然に囲まれた都会のオアシスのようでした。その園内から眺める東京ミッドタウンや六本木ヒルズなどのビル群の風景はとても不思議な感覚で印象的でした。
春は桜、秋は紅葉と四季折々に訪れてみたくなるような歴史ある青山霊園は、近隣の人たちの憩いの場所としても親しまれているようです。今度は、ぜひ桜の時期に訪れてみたいです。
~周辺おすすめスポット~
青山~六本木周辺には、国内最大級の展示スペースを持つ国立新美術館のほか、根津美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、六本木ヒルズなどがあります。都会の風景を楽しみつつ少し足をのばしてみるものいいかもしれませんね。
★都立霊園のお申込みをお考えの方は、『平成30年度都立霊園の詳しい募集要項』をご覧ください★