奥多摩霊園 家族永代供養さくらwithペット(東京都)の調査員現地レポート

奥多摩霊園 家族永代供養さくらwithペット(東京都)

2020年04月27日

昨年10月に第一期が完売したあとも「もう作らないのですか?」「どうしても愛犬と一緒に眠りたい」と多くの声が寄せられていた「家族永代供養さくらwithペット」。第二期の受付が開始され、早速見学にやってきました。
満を持しての販売となる新区画はどのような場所なのでしょうか?
家族永代供養さくらwithペット」は、送迎バスの停留所から坂を少し上って桜色の立て看板に沿って進み、1~2分のほどの場所にある特選墓地「飛鳥」の区画の中にあります。

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立て看板を目印に坂道を上り、右に曲がると「家族永代供養さくらwithペット」の看板が見えます。

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水道の奥に広がる芝生エリアが、「家族永代供養さくらwithペット」の墓石区画です。最初から樹木葬にするのではなく、33年間墓石の下でお眠りいただいた後、霊園側で桜の下へ改葬してくださるそうです。もちろん他のお骨と一緒になることはなく、ペットを含めたご家族で永代に渡ってお眠りいただけます。
改装の際の墓石撤去費用は最初にお支払いただく金額にすべて含まれていますので、追加費用がかかることはありません。33年以降の更新も可能なので、その時にまたどうするか選ぶことができるのも嬉しいですね。

水はけがよく、滑ることもないインターロッキング使用の通い道を進むと芝生が敷かれた2、3、5区画です。

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それぞれ2区二度咲き桜、3区八重桜、5区しだれ桜がシンボルツリーとして植えられています。
墓地使用料としては2区二度咲さくら650,000円(税別)、3区八重桜600,000円(税別)、5区しだれ桜550,000円(税別)です。
そのほかの費用としては、3区画共通で納骨棺付帯設備費220,000円(税込)、環境保全費110,000(税込)
となります。万が一桜が枯れてしまったり、芝生が枯れてしまったりした場合はこの環境保全費からまかなわれ、追加費用はかからないとのことです。年間管理費もかかりません。

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3区画の土台に使われている石の色が異なり、2区二度咲き桜は赤、3区八重桜は薄いピンク、5区しだれ桜は白となっているので、花だけではなく色で選んでもいいかもしれませんね。
土台の部分には花立と香炉が各区画3か所ずつ用意されています。

実際購入できる区画の中も見せていただきました。

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石の壁に囲まれた区画の深さは50~60cmほどで、内寸は35cm×35cm。床にあたる部分は土になっています。お骨はお骨袋に移して納めるので、埋蔵後そのまま土に還ります。納骨が済んだら石の蓋をし、その上から芝生を張ります。
すでに別の区画で使用されているお客様で、ペットのお骨を10柱ほど入れている方もいるとのこと。それでもまだまだスペースには余裕があるそうです。たくさんのペットを飼われている方も安心ですね。

まだできたばかりなので区画には飾られていませんが、お名前を入れるプレートが新しくなりました。

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今までのプレートは石製でしたが、今回のプレートはステンレス製。上段には区画番号が入ります。下段にお好きな文字を9文字まで入れることができます。家紋などの細かい装飾はつぶれてしまうので入れられませんが、見本から選べるイラストがあり、それらも入れることができます。
プレートを取り付ける時期は春と秋のお彼岸の年2回ですが、すぐに付けなくてもいいとのことなので、しっかり考えて決めることができます。

家族永代供養さくらwithペット」の区画は、ペット同伴でのお参りが可能です!
そのためにさまざまな工夫が施されていました。

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まずは入口の水道! 低い位置の蛇口はペットの飲み水として使うもよし、ペットの足を洗ったりするのに使うことができます。また、リードをつなぐポールが3か所に設置されています。

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これらのポールにはそれぞれかわいらしい柴犬、ダッスク、プードルをかたどったトップになっていますのでぜひ見てみてください。

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さりげなく用意されている腰かけも上から見ると肉球の形になっています。ここに腰をかけ、桜を見ながら故人やペットのことを想う時間を過ごすのもいいですね。

販売開始当日にも関わらず、朝から見学のお客様が何組かいらしていました。
その方々はこの第二期をずっと待っていたとのこと。「やっと決まってよかった、これで安心して生きられます」とにこやかな表情でした。また近くの区画を購入されるお客様同士で「ご近所さんになりますね。よろしくお願いします」と挨拶している姿がとても印象的でした。
ほかの霊園にもペットと眠れるお墓はありますが、「家族永代供養さくらwithペット」は永代に渡ってほかの方とお骨が混ざることなく、ずっと同じ場所でご家族、ペットと一緒に眠ることができる数少ない霊園。また、年間の管理費がかからず、将来の心配をしなくてもいいのが人気の秘訣かもしれませんね。

またこの日は「家族永代供養さくら」の供養祭が行なわれました。

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世の中は新型コロナウイルスによる外出の自粛が求められているため、今回の供養祭は残念ながら中止となり、毎年行なわれている「さくら祭り」も中止となりました。例年であれば故人を供養すべく、たくさんの人が集まりますが、今年は広い敷地にお寺様による読経だけが響いていました。
暖冬の影響で今年は早めに桜が開花したこともあり、桜の見頃は過ぎてしまっておりましたが、読経にあわせるかのように、少しひんやりした風に桜吹雪が舞っていました。

樹木葬「家族永代供養さくら」区画のしだれ桜や休憩所近くのオオシマザクラ、バス発着所付近のサクラはまだキレイな花をつけていました。

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