奥多摩霊園(東京都)
本日は、『奥多摩霊園』にて2017年秋から区画提供されている「樹木葬 家族永代供養さくら」第5期区画の見学へやってきました。
秋晴れに今年リニューアルされた奥多摩駅舎が清々しく映えています。
この日は週末ということもあり登山や散策を目的に訪れる方も多数見受けられました。
奥多摩駅へはJR線を乗り継ぎ新宿から1時間半程、八王子・立川などからであれば1時間程の道程です。
電車で霊園に向かう場合、駅前から霊園へ向かうマイクロバスが運行されています。
この日は土日祝日ダイヤで、電車の発着に合わせて運行していましたが、平日(水曜以外)は駅から電話をすればすぐに迎えに来てもらえます。
駅前右手のバス乗り場に、「奥多摩霊園」と書かれたマイクロバスが到着しました!
ちなみに、時刻表は駅を出て左手の観光案内所前にあるのでご注意ください。
繁忙期は大型バス2台で運行しているとの事ですから、電車でのお墓参りも安心です。
奥多摩の秋の訪れを感じながら、マイクロバスは園内へ。
乗車して10分弱で、「奥多摩霊園」の看板と、管理事務所が見えてきました。
奥多摩霊園入口にある管理事務所は洋風の親しみやすい建物です。
この日はバスで来てみましたが、車で来園の際は東京・青梅方面から青梅街道を奥多摩方面へ走らせ、「将門」と地名の書かれた信号機を目印に左折し、「城山トンネル」を抜けて左折すると霊園はもうすぐです。
先ほどの管理事務所から更に山を上りマイクロバスを降りると、ゆったりとした駐車場スペースと、これもまたゆったりとした休憩所があります。
車でおいでの方はこちらまで直接上ってきてお参りすることができます。
秩父多摩甲斐国立公園内にて昭和55年に開園した奥多摩霊園。
霊園総面積87,255㎡、2019年現在の墓地区画数はおよそ9,000区画近くとなっています。
霊園内は管理がしっかり行き届いており、眺望も抜群、春は桜が咲き誇りますが、秋の山景もまた格別です。
奥多摩の自然に抱かれ、清澄な空気と静謐の中、沢山の方が眠っていらっしゃいます。
早速、「家族永代供養さくら」第5期の区画を案内していただきました。
費用は、1区画あたり墓地使用料及び納骨棺設備費・環境保全費を含む総額で税込63万円です。年間管理料は不要で、別途かかる費用としては納骨料1回につき税込2万7,500円が必要になります。
秋は桜の葉まで落ちてこのような姿ですが、春には3本の桜の木が美しく咲き誇ります。
全方位に納骨や法要で利用できる祭壇が備わっています。
一見、一面の芝生のように見えますが、実際には内寸40cm四方の区画に隔てられており、お一人お二人はもちろん、ご家族で一つの区画を利用することができます。
一つの区画に埋葬できる人数の制限はなく、お骨はお骨袋に移して納めるので、埋蔵後そのまま土に還ります。
こちらが実際の納骨スペースです。この中へ納骨し「メモリアルストーン」と呼ばれる蓋石をして、その上に芝を張ります。
最近人気の樹木葬。とはいえ、「お墓参りなのだからやっぱり墓石に手を合わせたい」、そんなニーズに合わせて用意されているのが「墓石付きプラン」です。
樹木葬の区画のすぐ傍らに墓石を建てることができ、お墓の継承者がいなくなってしまっても樹木葬へお骨を移して永代供養されるため、後々の心配がないという事で非常に好評だそうです。
墓石付きプランは区画使用料・環境保全費・芝生墓地使用料(10万円)・墓石工事費合わせて税込117万円となっています。この金額以外には年間管理料などが一切かからないのが大きな特徴となっています。(芝生墓地のみ利用希望の方は使用料が税込35万円となり、年間管理料が5000円発生します。)
こちらは「家族永代供養さくらテラス」です。
2人用と合祀用があり、少ない人数での埋葬を希望される場合に利用されています。桜の木の周りには芝生ではなく、白色の玉石が敷かれています。
休憩所の傍らに「献木者名簿」がありました。
奥多摩霊園にはおよそ700本の桜が献木されており、春には園内各所で様々な種類の桜を見ることができます。毎年4月には「さくら祭り」が開催されています。
奥多摩霊園の樹木葬には「家族永代供養さくらwithペット」というのもあり、そちらも見学をしてきました。
首都圏でも珍しい「ペットと一緒に眠れる樹木葬」、それが「家族永代供養さくらwithペット」です。
こちらの区画でも「墓石付きプラン」が人気で、墓石にもペットの姿が彫刻されていたり、様々なモチーフが表現されていたりとデザインに富んでいます。
ただし2019年秋時点で、こちらの区画は完売となっています。新区画拡張が予定されているようですので、気になる方はお問合せください。
先ほどの休憩所へ戻ってきました。広い園内を周ったので、しばしの休憩です。
休憩室は広く、ご法要に来られる方々もゆっくり休憩が出来そうです。
休憩所には祭壇も備わっており、お線香も販売されていました。ウォーターサーバーも用意されているのはうれしい限りです。
霊園を去る折、もう一度奥多摩の景観を名残惜しんで。