早野聖地公園(神奈川県)
今回は、川崎市麻生区にある『川崎市営早野聖地公園』を調査してきました。
川崎市が管理運営している安心感から人気が高く、年1回の募集の際には毎年高い倍率になるようです。平成30年度の募集も12月1日から始まります。
川崎市には2か所の市営霊園があり、1つが高津区下作延にある『緑ヶ丘霊園』。もう1つが麻生区早野にある『早野聖地公園』です。
『早野聖地公園』は昭和54年開園。「一般墓所(4㎡)」の他、「壁面型墓所」「芝生型墓所」「集合個別型墓所」があります。
面積は305,210㎡で、多摩丘陵の自然を生かした広大な霊園です。園内でジョギングやウォーキングをする人も多くいました。
アクセスは、電車・バスの場合、東急田園都市線「あざみ野駅」または小田急線「新百合ヶ丘駅」からバスに乗り、「虹が丘小学校」下車。
もしくは、JR南武線「武蔵溝ノ口駅」または田園都市線「市が尾駅」または小田急線「柿生駅」からバスで「王禅寺口」「早野」下車です。
今日は「虹が丘小学校」バス停を利用して訪れました。バスを降りると、目の前が霊園入口(虹ヶ丘口)です。
長い木橋を渡って墓域に向かいます。この日は紅葉が綺麗で、ちょっとしたハイキング気分を味わえました。
園内には7つのため池があり、「自然と共生する墓園」を目指した墓地開発が行われているそうです。
園内はとても広く、墓地のタイプも4種類あります。
まず、「一般墓所」です。
広さは全て4㎡で、平成30年度は10区画の募集があります。すべて返還墓所(一度墓所として使用された後、返還された墓所)になります。墓地使用料が660,000円、管理料(年額)2,800円です。
続いて、「壁面型墓所」です。既に墓石(壁のようになっているグレーの部分)が設置されており、使用者の負担で墓誌・花立て・香炉・名板を設置することができます。納骨棺には6体収蔵することができます。
平成30年度は104区画の募集があります。墓地使用料が1,403,000円、 管理料(年額)7,200円です。
ほとんどの墓所で墓誌・花立て・香炉・名板が設置されていました。壁面型の墓所が横に並んでいますが、個別にお参りすることができます。
「集合個別型墓所」です。あらかじめ墓所が完成しており、名板だけを設置することができます。お花やお線香を個別に供える場所はなく、合同の線香立・花立へ供えます。
平成30年度は返還墓所10区画の募集があります。墓地使用料は717,000円、管理費(年額)は4,100円です。
その他「芝生型墓所」がありますが、平成30年度の募集はありません。火災防止のため芝生内でお線香を供えることはできず、合同の場所でお供えします。
埋葬などの手続きはこちらの管理事務所で行うことができます。公募のしおりと申込用紙は、こちらの管理事務所や各区役所等で配布しているそうです。
申込受付は郵送になります。平成30年度の申し込み期間は、12月1日(土)~ 12月25日(火)です。
管理事務所の目の前には、自由に使える休憩所があります。
着替えや授乳などができるカーテン付きの畳敷きスペースもあり、温かいお茶が飲める給茶機もありました。
室内にお手洗いもあります。車いす用のお手洗いも完備されていました。
園内は広いですがよく手入れされていて、各所に手桶や水道、ごみ箱なども用意されています。
また、正門からなら車で園内に入ることができ、園内各所に駐車場もあります。バス停から墓域までは少し歩くので、お車でのお参りが便利です。
帰りは正門から「早野」バス停を利用して「市が尾駅」までバスに乗りました。
車用の門の開門時間は、夏期(3月~9月)は7時~19時。冬期(10月~2月)は7時~17時半です。
正門から、「早野聖地公園入口」の看板を通り過ぎ、横浜上麻生線沿いの「早野」バス停までは約1キロ。10分ほど歩きました。健脚の方は散歩がてらバスを利用してお参りされてもいいですね。
川崎市営墓地は毎年12月に利用者募集を行っており、今年度は平成30年11月29日(木)より「募集のしおり(申込書)」が配布されています。
申し込みの際には、申込資格や申込区分(遺骨の有無や申し込む墓所、年齢、落選回数などによって異なります)に注意が必要です。
もしもドットネットでは、川崎市営墓地に墓所をお持ちのお客様へ石材店をご紹介しております。お気軽にお問合せくださいませ。