群馬聖地霊園(群馬県)
群馬県初の霊園レポートは、高崎だるま市で有名な少林山達磨寺からもほど近い群馬聖地霊園です。
今日は高崎駅からスタート!
駅前からはタクシーの数も多く、約15分で群馬聖地霊園に到着します。
最寄駅はJR上越線「井野駅」や「高崎問屋町」ですが、新幹線も止まる主要駅である「高崎駅」からも、タクシーで2,000円掛からずに行けるのは、とても便利ですね。
国道25号線から右折するとすぐに群馬聖地霊園の看板が見えてきました。
周囲には高い建物がないので、「大八木町公民館」か「妙音寺」を目指して行けば分かりやすいかもしれません。
しかし看板はあるものの、霊園らしき様子が見えない…。やや不安に思いつつ進むと…
さらに看板を発見。道路からはお寺しか見えなかったのですが、入ってみるとすぐ分かりました。
経営主体である妙音寺。立派な本堂が正面に。本堂の裏手にはお檀家さんたちのお墓がずらりと並んでいます。
本堂に向かって左側には目指す霊園管理棟があります。事務所には車イスも用意されており、足腰の不安な方や年配の方でも安心してお参りができます。
管理事務所の職員さんにご挨拶して、早速施設内を見せていただきましょう。
管理棟には27名着席可能な法要施設があります。
経営主体の妙音寺だけでなく、他の宗派の僧侶に法要をお願いすることもできます。
休憩所は約20名利用可能。
群馬聖地霊園は開園から15年が経っています(平成9年開園)が、明るくて綺麗にお掃除が行き届いています。セルフサービスの給茶機も設置されていて、お参り後の休憩や親戚の待ち合わせ場所に活用できそうです。
さて、施設を拝見したところで、墓域へお邪魔しましょう。
明るいヨーロッパ風の雰囲気です。ライオンと噴水がお出迎えしてくれます。
高崎の市街地にある群馬聖地霊園の周囲には一般の住宅地や林があり、自然と人の温もりがほど良く調和した、暖かい雰囲気です。
メイン参道は平坦で広々としていて、歩きやすいです。
「植木屋さんが入る前なので…」と言われましたが、いやいや、前日の大風にも関わらず園内はお掃除が行き届いて、この通りピッカピカです。
園内のあちらこちらに置かれた彫刻が景色を彩ります。
入り口から程近いこちらの一般区画はほとんどがご契約済みですが、まだ空き区画もあります。お参りにはとても便利な区画です。
さらに奥へ進むとレンガで囲われた芝生区画が見えてきました。
こちらの区画は花壇つき。
各花壇は自由に植物を植えることが出来て、季節ごとのお参りの楽しみにもなります。
これからの季節には故人の好きだったスノーボールやパンジーなども可愛らしいですね。お正月前ということもあって、葉ボタンを植えたお墓もありました。
芝生墓地をよく見てみると「永代供養墓」のプレートが。
こちらは管理費を33年分前払いすることにより、33年間は墓石をそのままで霊園が管理をしてくれ、その後は集合墓に納めてくれるシステムです。
お骨の移動や墓石の撤去費も全て前払いした管理費に含まれているそうですから、追加費用は一切掛からず、安心です。
独身の方や子供がいない方がすでに何人も契約をされているそうです。
本日ご案内をしてくださった莪山さん。
群馬聖地霊園の管理やお墓を見学するお客様のご案内を一手に担当されています。
調査員「一番の人気区画はどちらですか?」
莪山さん「こちらの壁墓地です!」
列ごとに、同じデザイン、同じ材質のお墓がずらり整然と並んでいます。すっきりモダンなデザインですが、落ち着いた印象です。
高さがあるので、年配の方でもかがまずにお参りやお掃除ができ機能的なところも人気の理由だそうです。これって足腰に不安のある年配の方には本当にありがたい心遣いですよ!
こちらはまだどなたも契約していない空き区画です。
莪山さん、説明の間も箒を手放しません。
落ち葉などを見つけると、こまめにチョチョイとお掃除。
調査員「そうそう!石碑と外柵のスキマってお掃除しづらいんですよね~。その箒、いいですね!どこで売っているんですか!?」
莪山さん「これは100均なんだけど、素材が竹じゃないのが使いやすくって良いんですよ」
…と、お墓掃除用の箒の話で、調査員も莪山さんと意気投合。
お墓掃除にかける情熱は、莪山さんも調査員も熱いものを持っています。
訪問したのは11月下旬。掃いても掃いても落ち葉が舞い散る時期ですが、参道は綺麗に掃き清められ、落ち葉が全く落ちていません。広大な霊園というわけではないですが、それでも1人で管理をするには苦労も多いのではと思います。本当に頭が下がります。
園内にはところどころに休憩できるベンチが設置されています。
お墓参りのあとでちょいと一休み…。暖かな日差しが心地よいですね。
管理事務所は9時~18時まで開いています。
水曜日と木曜日はお休みですが、お参りは365日24時間いつでもできます。
帰りは霊園からタクシーで高崎問屋町駅まで5分で着きました。
その後は高崎駅の大きなみやげ物屋さんで、名物のうどんやこんにゃく、地酒などを物色し、峠の釜飯もしっかり頂いて帰途に着きました。
車なら、高崎駅から10分ほどで高崎城址、白衣大観音、達磨寺、鼻高展望花の丘や歴史民俗資料館等があり、小学生から大人までが十分に楽しめること間違いなしです。お参りの帰りに足を伸ばしてもいいですね。