松栄山仙行寺 沙羅浄苑(東京都)の調査員現地レポート

松栄山仙行寺 沙羅浄苑(東京都)

2022年08月22日

松栄山仙行寺 沙羅浄苑 見学レポート 2022/08/01

■池袋から徒歩4分。美しく潤いのある緑に包まれます

池袋の街並みを少し奥へ進むと全面リニューアルされ緑豊かな公園として生まれ変わった南池袋公園が見えます。ピクニックを楽しむ家族連れや、カフェレストランでゆったり過ごすご年配の夫婦など、駅から3分ほど歩いただけで街の賑やかさから離れ、穏やかな空間が広がっています。
公園を横目に少し奥へ1分ほど進むと、緑で包まれた建物が現れます。今回お邪魔する「松栄山仙行寺 沙羅浄苑」です。美しく潤いのある緑を活かした建物が人に安らぎと心地よさを与えてくれます。紅葉や百日紅、桜もあり季節ごとに表情が変わるというのが更に魅力的ですね。

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■土壁と木の香りに誘われてなかに進むと、身の丈4.6メートルの池袋大仏が

02.jpgこちらが沙羅浄苑の正面入り口です。左右は土壁。木目の美しい天井を見上げながら中に進むと、池袋大仏(釈迦如来像)がいらっしゃいます。

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全て「ひのき」で造られた池袋大仏(釈迦如来像)は身の丈4.6メートル。床面から光背まではおよそ5.5メートルもあります。5.5メートルというと一般的な2階建ての家屋とほぼ同じ大きさ。大仏さまは空中に浮いているように見える技法で造られており、まるで雲座に乗っていらっしゃるかのよう。池袋にこんなにも大きな大仏さまがいらっしゃるなんて驚嘆してしまいました。

■地元の方の心の支え。歴史ある寺院「松栄山仙行寺」が経営主体の納骨堂です

松栄山 仙行寺(しょうえいざん せんぎょうじ)の草創は江戸時代。戦火を逃れるように池袋の地に移り、人々の支えになってきました。しかし2011年東日本大震災で木造の本堂が破傷。8階建ての本堂ビルに建て替えられ、その2Fから6Fが沙羅浄苑となりました。
建物は変わっても、地元の方の心の支えであることは変わらず、毎日開門に合わせお参りに来る方もいるそうです。実際、私が見学にお邪魔している際も、大仏さまに手を合わせる方がいらっしゃいました。

納骨堂を見学する前に、7Fにいらっしゃるご本尊さまへご挨拶に。
こちらではご住職が毎朝お勤めをしてくださるそうです。

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天井には四季の花が描かれた天井絵。一枚一枚違う花が描かれています。

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■埋葬できるご遺骨に制限はなく、ご家族で一緒にお眠りいただけます

こちらがご遺骨を納める厨子。骨壺であれば2つ。それ以上になった際は骨壺から専用納骨袋に移し替えて納めていただけます。厨子の前面には石の銘板があり、家名や家紋の他に、ご住職がお考えになられたお言葉から好きな文字を選んで彫刻することも可能です。

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専用骨袋がこちら。よく見ていただくとリボンに名前が書いてあり、どなたのご遺骨かわかるようになっています。細かな気遣いが嬉しいですね。

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■お子さまに負担をかけないために、護持費前納制度があります

ご契約後、護持費(年間管理費)を納めている間は、個別の厨子で期限なくご家族でお眠りいただけます。年間18,000円納めていれば期限なくご使用いただけるということです。

更にお子さまに護持費の負担をかけたくないというお声から、回忌法要に合わせ、17年、33年、50年分の護持費を一括で納められる制度もご利用いただけます。
お子さまに負担をかけないだけでなく、一括で納めると護持費の一部が免除されますので、7割の方が護持費前納制度を利用されているそうです。

■国産高級石材「庵治石(あじいし)」を使用

沙羅浄苑は、参拝室が2種類あります。3F~5Fには黒御影石を使った参拝室が各階に4室。合計12室。6Fは庵治石を使った特別参拝室が4室あります。

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ご契約時にご希望の階を決めていただき、費用は3F~5Fが1基(厨子1つ)で90万円。6Fが1基(厨子1つ)で130万円です。2Fにあるロビーとは別に6Fには専用のラウンジもありゆったりとした時間を過ごせます。
週末になると沙羅浄苑に集まり、お参りをされてから皆さんでお食事にでかけたり、買い物を楽しまれたりなさるご家族も多いそうです。

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■自然の光が差し込む参拝室。モニターに映し出される故人との想いでも鮮明に

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参拝室の奥から自然の光が差し込みます。納骨堂の敷地の奥は檀家様の墓地なので、将来的にもこの光がさえぎられることはありません。

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カードをタッチし、ご希望の参拝室を選択します。

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各階での契約なので、カードをタッチしてから10~20秒で、故人と再会出来ます。

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プライベートが保たれた参拝室には椅子もあり、ゆっくりとした時間を過ごせます。

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墓石の隣のモニターには、故人の戒名や俗名だけでなく、お好きな写真を映し出すことできます。生前の姿を見ながらお参りすることで、よりご供養の気持ちが深まりますね。

■永代供養墓は大仏さまのお足元にあります

承継者がいなくなった場合も、永代供養墓で永代にわたって供養していただけます。遺骨は骨袋のまま納めますので他の方と遺骨が混ざることはありません。なにより安心なのは、沙羅浄苑の永代供養墓は池袋大仏のお足元にあるということ。

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入口にいらっしゃる大仏さまのお足元で眠れるなんて、とてもありがたいことですよね。お盆やお彼岸の期間は合同法要もあり、ご住職が10時から17時までお勤めをしてくださるそうです。

■葬儀も法要もすべてお願いすることができます

沙羅浄苑の隣には法要や葬儀も行える「沙羅ホール」があり、沙羅浄苑をご契約されている方であれば利用できます。葬儀は単独でのご利用が可能なので、他の方と重なることなく落ち着いたお式をあげることができます。

■見学を終えて

最後に今回ご案内いただいた沙羅浄苑所長の井上さんから伺ったご住職のお話をご紹介します。

「不安や心に重荷を背負った方がお墓参りにいらっしゃると、お墓参りの後、不思議と清々しい気持ちになり帰って行かれる。それは仏さまがお参りにきた方の心に必要なお薬を一粒くださるからなのですよ」

確かにお墓参りの後は、不思議と気持ちが楽になるものですよね。
いろいろと厳しいご時世ですから、お薬を気軽にいただける距離にお墓があるのは残された私たちにとってとても重要なことかもしれませんね。

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