一行院 千日谷淨苑(東京都)の調査員現地レポート

一行院 千日谷淨苑(東京都)

2022年08月22日

一行院 千日谷淨苑 見学レポート 2022/08/01

■日本が世界に誇る一級建築士 隈 研吾(くま けんご)氏が手掛ける納骨堂

隈研吾氏は、木という素材の魅力を最大限に引き出して「和」をデザインする、日本が世界に誇る建築家です。東京オリンピックでも使用された新国立競技場や歌舞伎座、サントリー美術館など多数の優れた作品を生み出しています。そんな隈研吾氏が提案する「安らぎ」の空間が一行院 千日谷淨苑です。

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こちらが千日谷淨苑の外観。屋根にはアルミの丸瓦、外壁は大和張りと豊かな陰影のある建物になっています。

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館内には木材や和紙の重ね張りを取り入れ、和の風合いを生かしたデザインで館内が統一されています。こちらがロビー。外観同様、木材がふんだんに使われ、大和張りの壁と天井に温かさを感じます。

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お参りをする際はロビーで受付を行います。受付タッチパネルにも木材が使用されています。

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参拝室は地下1階と地下2階、それぞれに6部屋ずつ。部屋の名前も「いろはにほへと」となっていて日本文化へのこだわりを強く感じます。

お参りには専用のカードを使用しますが、カードがなくとも専用の番号を入力すればお参りが可能。番号をご友人などに伝えておけば、皆さん気軽にお参りに行けますね。

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こちらが参拝室。見学に伺った時は「い」の参拝室がご使用中でした。「い」の参拝室は扉が全て閉まるようになっており、納骨などを行う際に使用されるとのこと。プライベートな空間が確保されているのは嬉しいですね。

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参拝室の床は石畳をイメージしたカーペットがひいてあります。デザイン性はもちろんのこと、お参り中に他の方の足音などが気にならないようにとの配慮からだそうです。また故人との時間をゆっくりと過ごせるよう各参拝室にはベンチが設置されています。お花もお香も準備されていますので、手ぶらでお参りができるのも嬉しいポイントですね。

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こちらの墓石も隈 研吾氏デザインのもの。鏡のように美しい黒御影石がふんだんに使用されていて、重厚感のあるデザインですね。墓石の中央、家紋と家名のある部分が遺骨の納められた厨子です。

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こちらが厨子の見本。
厨子の前面には黒御影石の銘板があり、家名や家紋の他にお好きな文字を入れることも可能。英語を彫刻された方もいたそうです。


■埋葬できるご遺骨に制限はなく、ご家族で一緒にお眠りいただけます

厨子には7寸の骨壺であれば2つ。それ以上になった際は骨壺から専用納骨袋に移し替えて納めていただけます。

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事実婚の方、同性パートナーなど様々な方に安心してご利用いただきたいとの想いから、契約者と縁故者であれば、例え戸籍上は共にできなかった方でも、同じ厨子で「家族」として一緒に眠ることができます。

■モニターに映し出される故人の写真でより深まるご供養の気持ち

墓石の横にはモニターがあり、オプションで戒名や俗名の他、お好きな写真を映し出すこともできます。ご夫婦で一緒にお入りになる場合、ご夫婦が一緒に写っている写真を使われる方もいらっしゃるそうです。仲の良いご夫婦の写真を見ながら、故人の想い、お参りする。よりご供養の気持ちが深まりますね。

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■永代にわたって供養して下さり、他の方と遺骨が混ざることもありません

千日谷淨苑はご使用に期限がありません。護持費(年間管理費)を納めている期間はご家族一緒の厨子でご供養していただけます。お子様がいらっしゃらない方、独身の方など承継者がいない場合でも、合葬墓に移り永代にわたってご供養していただけますので、安心してご利用いただけます。

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こちらが合葬墓。地下2階にあり、遺骨は骨袋のまま納めますので他の方と遺骨が混ざることはありません。


■神宮の杜に寄り添い、400年の歴史がある一行院

千日谷淨苑の経営主体である一行院の歴史は深く、戦国時代から江戸時代にかけての武将 永井 直勝(ながい なおかつ)から寺を建てるよう指示を受け、建てられたお寺です。一行院は2017年に一行院 千日谷淨苑として生まれ変わりますが、本堂にあるご本尊や仏具は当時の物をそのまま使用しています。

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こちらが本堂。400年の歴史と現在建築の融合は一見の価値があります。
本堂では葬儀や法事も行うことができますので、もしもの時は葬儀、納骨、法事と全てを千日谷淨苑で行うことが可能です。もし既に互助会などで葬儀社を決められている方も、こちらの本堂はご契約者であればどの葬儀社でも使用できるそうです。

本堂の他に、葬儀もできる小ホールがあり、葬儀を一行院のご住職にお願いした場合、小ホールは無料でご利用できるそうです。最近では家族葬などあまり大掛かりな葬儀を望まない方が増えていますので、小ホールを無料で利用できるのは嬉しいですね。

もちろんご利用料をお支払いすれば、宗教、宗派問わずどの宗教者をお呼びし葬儀、法事を行うことも可能です。


■信濃町から徒歩1分。駐車場も完備

JR中央線、総武線の「信濃町」駅から徒歩1分という近さに加え、駐車場も完備。駐車場は法要のお客様が優先的に停められます。もちろん駐車場の料金は無料。最近ではコロナの影響で電車に乗るのを控え、車でお参りに来る方が増えているそうです。


■館内はバリアフリー 車いすの方も気軽にお参りできます
館内はバリアフリーですので、建物の前の駐車場を利用すれば、車いすの方も気軽にお参りが可能。車いすの方もご利用できる多目的お手洗いがあるので安心です。

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■見学を終えて

今回、見学させていただいている間にお参りの方が多くいらっしゃったのですが、他の納骨堂に比べ、若い方が多い印象でした。ご友人のお参りなのでしょうか、若い男性が4名くらいでいらっしゃっていて、お墓参り後は楽しげに話をしながら帰って行かれました。
千日谷淨苑は最寄りの「信濃町」駅から徒歩1分ですし、「信濃町」は「新宿」から電車で6分、「秋葉原」からは12分という好立地にあります。
気軽にお墓参りに行ける距離にあると、ご友人やご家族も集まりやすいですから、自然とお墓参りの回数が増えるものです。きっと千日谷淨苑に眠る故人の方は喜ばれているのでしょうね。

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