遺影写真、生前写真として残す
お別れのとき、人々の記憶に残る遺影写真。いざというときに、最も自分らしく輝いている写真が使えるように、生前に遺影を撮る人が増えています。家族の宝物になる、とっておきの1枚を用意してみませんか。
遺影写真はどうやって撮ればいいの?
遺影の写真に決まりはないので、撮影者はプロのカメラマンに頼んでも、家族や友人に自然な表情を撮影してもらっても構いません。カメラや花などの趣味の品や、帽子、杖など思い入れのある品を演出に使ったり、ペットと一緒に撮影してもいいでしょう。服装はお気に入りのものでOK。女性なら、せっかくなのでヘアメイクも依頼し、美しい姿を残してもらってはいかがでしょうか。いずれにせよ、「自分らしい」ということがいちばんです。家族にも、あなたらしい写真を見てもらいたいですよね。
遺影写真の撮影のタイミングは、いつ?
元気なうちに撮っておくのが生前写真の趣旨ですから、撮影のタイミングはいつでもいいのです。「縁起が悪い」と考えることはありません。むしろ、「生前にお墓や遺影を準備しておくと長生きする」ともいわれています。仕事で現役を引退し、時間に余裕が生まれたら、年に一度程度、自分の健康を記録する記念撮影と思って撮ってみてはいかがでしょうか。スタジオで撮影する場合、誕生日や結婚記念日などに撮る人も多いようです。
遺影写真はどこで撮ればいい?
スタジオで撮る場合、カウンセリングや写真のレタッチ、ヘアメイクなどがセットになっていることが多く、5,000円から1万5,000円程度が相場です。プロに頼む場合でも、スタジオではなく、自宅前などに出張して撮影してもらうことも可能なので、希望する人は問い合わせてみましょう。自分で撮ったスナップ写真を使う場合、旅行中やスポーツなどでいきいきとした表情のものをピックアップするといいでしょう。
遺影写真のまとめ
デジタルで簡単に写真を撮れる時代ですから、重たく考えず、気軽に生前写真として遺影写真を準備してみてはいかがでしょうか。記念撮影の気持ちで、夫婦や友人と一緒に撮ると、より楽しく撮影できるかもしれませんね。