葬儀社への御礼の仕方
この記事は2022/02/14に更新しています
喪主にとっては非日常の葬儀にまつわるあれこれを請け、代行してくれる葬儀社。そんな葬儀社について、担当者への感謝の気持ちなど御礼として金銭等を渡す「心づけ」を渡すべきかどうかということを悩まれる方も多いようです。
そもそも「心づけ」は欧米でいうチップと同様のものですが。昔から冠婚葬祭では関係者に「心づけ」を渡す習わしがありました。
特に葬儀に関しては死を忌み嫌うものとし、お金を撒くことで穢れを払うといった意味もあり、家に穢れを持ち込まないように喪主は心づけを渡すようになったとも言われています。
心づけは義務ではありませんが、今でもそういった慣習がある地域もあるようです。
葬儀社へお心づけは渡したほうがいいの?
結論から言えば、基本的には心づけを渡す必要はありません。葬儀社にお支払いする金額の中には、すでに担当の人への心付けも含まれていると考えて良いのです。プロとして葬儀の取り仕切りそれ自体を仕事にしているため、社内規程により心づけの受け取りを禁止している会社もあるようです。中には、最初から見積もりに心付け(サービス料)が入っている場合もありますが、火葬技師、霊柩車やバスの運転手への心づけとして使用されることが多いようです。
火葬場の人、霊柩車運転手さんにもお心づけは渡したほうがいいの?
葬儀社の人以外で葬儀に関わってくれる方、特に火葬場や霊柩車等の運転手に心づけを渡すことは少なくありません。基本的には封筒や不祝儀袋に入れて5,000円程度、多くとも1万円が相場となっているようです。また前項で記載した通り、火葬技師、霊柩車やバスの運転手への心づけが葬儀社からの見積もりに含まれていることもありますので、事前に確認しておくようにしましょう。
ただし、公営の火葬場の場合は原則として不要とされております。心づけを受け取ることでスタッフが懲罰を受ける場合もありますので注意が必要です。
一度、葬儀担当者へ確認を入れることをお勧めいたします。
葬儀社の担当者にどうしてもお礼をしたいなら
葬儀社の担当者がとても親切に対応してくれたなど、どうしても御礼をしたいという場合、葬儀が一通り終わった後に、感謝の気持ちをしたためて御礼状を書いてみるのはいかがでしょうか?
これならば社内規程により金品を受け取ることのできない場合でも受け取ることができ、気持ちがこもった手紙をいただくことでとても喜ばれることと思います。
葬儀社への心づけのまとめ
葬儀社への心づけは不要ですが、火葬場や運転手の方への心づけについては葬儀社からの見積に含まれていない場合は、葬儀担当者に確認してみましょう。また、どうしても葬儀社にお礼がしたい場合は手紙がおすすめです。