お墓の中がいっぱいになってしまったら。
お墓をご検討のお客様から、さまざまなご相談をお受けする中で、
「このお墓には骨壺がいくつ入りますか」
「お墓の中が骨壺で一杯なったらどうしますか」
という質問を多くいただきます。
また現在すでにお墓をお持ちの方からも
「納骨するスペースがいっぱいで次の人が入れないから、自分たちは別に買わないといけない」
といった話を聞くことがあります。
お墓のなかで納骨する部分をカロート(納骨棺)といいます。
カロート(納骨棺)は大きく分けると地上タイプ・半地下タイプ・ 地下タイプがあり、敷地が狭いお墓では地上タイプが多く用いられているようです。
骨壺の入る数は、墓地の広さやお墓のカロート部分の造りによって異なります。
一般的に、カロート(納骨棺)に遺骨を納めるときには、
・骨壺のまま納める。
・骨壺から骨袋(さらしなどで作られた袋)に移し替えて納める。
・骨壺から出して直接カロート(納骨棺)内に撒く。
という方法があります。
お墓の中が骨壺で一杯になった場合は
・古い遺骨から土に戻るように骨壺から出してカロートの中に撒く
・骨袋に移し替えて納める
・複数の遺骨を一つの骨壺にまとめる
・粉骨して納める
など、いくつか手段がありますので、その中からより希望に合った方法を選ぶといいでしょう。
ただし、お墓の購入場所によっては、納められる骨壺の数があらかじめ決まっており、
こういったまとめる方法を取れないところもあるようです。
夫婦二人しか入らない、など、予定が決まっている場合は問題ありませんが、
継承して使っていきたい場合、納骨できる制限数になってしまったら、他所の購入などを検討するしかありません。
これからお墓を購入される方は、購入前に必ず確認しましょう。