霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お墓の中がいっぱいになってしまったら。

2025年04月12日

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お墓をご検討のお客様から、さまざまなご相談をお受けする中で、
「このお墓には骨壺がいくつ入りますか」
「お墓の中が骨壺で一杯なったらどうしますか」
という質問を多くいただきます。

また現在すでにお墓をお持ちの方からも
「納骨するスペースがいっぱいで次の人が入れないから、自分たちは別に買わないといけない」
といった話を聞くことがあります。

お墓のなかで納骨する部分をカロート(納骨棺)といいます。
カロート(納骨棺)は大きく分けると地上タイプ・半地下タイプ・ 地下タイプがあり、敷地が狭いお墓では地上タイプが多く用いられているようです。
骨壺の入る数は、墓地の広さやお墓のカロート部分の造りによって異なります。

一般的に、カロート(納骨棺)に遺骨を納めるときには、
・骨壺のまま納める。
・骨壺から骨袋(さらしなどで作られた袋)に移し替えて納める。
・骨壺から出して直接カロート(納骨棺)内に撒く。
という方法があります。

お墓の中が骨壺で一杯になった場合は
・古い遺骨から土に戻るように骨壺から出してカロートの中に撒く
・骨袋に移し替えて納める
・複数の遺骨を一つの骨壺にまとめる
・粉骨して納める
など、いくつか手段がありますので、その中からより希望に合った方法を選ぶといいでしょう。

ただし、お墓の購入場所によっては、納められる骨壺の数があらかじめ決まっており、
こういったまとめる方法を取れないところもあるようです。
夫婦二人しか入らない、など、予定が決まっている場合は問題ありませんが、
継承して使っていきたい場合、納骨できる制限数になってしまったら、他所の購入などを検討するしかありません。
これからお墓を購入される方は、購入前に必ず確認しましょう。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ