霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お彼岸と回忌法要の弔い上げについて

2025年03月22日

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3月20日は春のお彼岸の中日でした。お墓参りには行かれましたか?
お彼岸は先祖供養の行事ですが、回忌法要の弔い上げと関係があります。
仏式で葬儀をされた場合には、一般的に三回忌法要から三十三回忌まで回忌法要を行ない故人の供養を致します。
そして三十三回忌法要を節目として「弔い上げ」とすることが多いですね。
弔い上げの後は、故人は「ご先祖様」となりますので、以後個々の回忌法要は行なわずにお彼岸やお盆などの「先祖供養」の行事でご供養することになります。
春のお彼岸は弔い上げをした故人の供養の行事でもあります。

ただ最近は三十三回忌法要を迎える前に、弔い上げをされる方が増えているように思われます。
ご相談の中にも、「兄弟親戚が高齢となり集まれなくなりました。三十三回忌はまだ先ですが今回の法要で弔い上げをしてもいいでしょうか」といったお話があります。
少子化に加え高齢化社会となった現代では、仕方のないことかも知れません。
こうしたこともあり今では、十三回忌や二十三回忌などで弔い上げとされる方も少なくありません。
ただ、回忌法要を前倒しで弔い上げされても、こうしてお彼岸やお盆で故人の供養ができるので有難いことですね。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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