霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中と喪中はがきの考え方

2024年09月28日

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10月になると「喪中はがき」についてのお問合せを多くいただきます。
喪中の間は祝い事を控えますので、新年の祝いの年賀状は出せません。
そのため「喪中はがき」を出して、年賀状を出せないことのお詫びと来年もよろしくお願いしますというご挨拶を致します。
毎年年賀状を出している相手には、基本的にすべての方へ喪中はがきを出すことになります。
先方が年賀状の準備を始める前の11月末日までに出すことがマナーです。

また喪中の対象や期間については、故人との関係性によって決まります。
ただその内容は時代とともに変化しており、最近は次のようにいわれています。

まず喪中の対象となるのは、故人との関係が一親等から三親等くらいまでとされます。
その中でも、故人がご両親など「一親等」や配偶者の場合は、喪中期間は一年間とされます。
兄弟・祖父母など「二親等」の場合は、喪中期間は三か月(90日)とされます。
伯父伯母など「三親等」の場合は三か月(90日)ともいわれますが、それぞれのお考えで決められることが多いようです。
喪中の対象や期間については時代によって変わり地域性もあるので一概には決められません。例えば実の親のように育ててくれた叔父叔母が亡くなられたとき、ご自身のお考えで三か月ではなく一年間喪に服されるという方もいらっしゃいます。
喪中に関して一般的な習慣や決まりごとはありますが、故人との生前のご関係やそれぞれのお考えによって異なることがあります。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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