お彼岸のお墓詣り、いつ行く?
秋のお彼岸の真っただ中ですが、今年も天気が不安定ですね。
そもそもお彼岸とはどういった意味があるのでしょうか。
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」からきたものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をすることで「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することができるというものです。
太陽が真東から上がって真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をすることで極楽浄土へ行くことができると考えられていたのです。
お墓参りをする時期としてはお盆も有名ですが、お彼岸とお盆でお墓参りをする意味合いは異なります。
お彼岸は、あの世への想いが通じやすくなる日にご供養をすることを目的に、こちらから出向いてご先祖様に会いに行く意味合いがあるとされています。
ではいつこのお彼岸期間、いつお墓参りに行けばいいでしょうか。
中日でなければいけない、という方もいますが、そのような決まりはありません。
いつお墓参りに行ってもかまいません。
また、必ずしもお盆やお彼岸に行かなければいけないものではありません。
基本的にお墓参りはいつ行っても良いものです。お彼岸やお盆にかかわらず行けるときに行けばよいのです。
大切なのは「供養する気持ち」です。