お塔婆はいつだれが立てるもの?
お盆やお彼岸の時に「塔婆」をお寺様にお願いすることがあります。
この塔婆に関してもこの時期多くのご質問をいただきます。
今日は塔婆について解説していきます。
◆塔婆は何のために立てるのですか?
卒塔婆・塔婆を立てることは、追善供養の意味があります。
追善供養は、生きている人が亡くなった人の冥福を祈って行なう供養のことをいいます。
故人のために善を積むことで、その善行が自分自身にも返ってくると考えられています。
四十九日などの忌日法要、一周忌、三回忌などの年忌法要、日々のお墓参りなどもこの追善供養にあたります。
◆塔婆はいつ立てればいいですか?
塔婆を立てるタイミングに決まりはありません。
法要、お盆、お彼岸、お施餓鬼などの供養の節目に立てることが多いです。
そのほか月命日などに立ててもかまいません。
◆お塔婆は誰が立てるのですか?
塔婆は遺族や親族によって立てられることが多いようです。
立てる本数に決まりはなく、1本でも複数でも構いません。
実際には塔婆を立てる場所の状況で、複数本立てることが難しいケースもありますので、
施主へ確認するのいいでしょう。
複数本塔婆を立てる場合は施主がとりまとめてお寺へ依頼することが一般的です。
◆塔婆はいつ片づける?
塔婆を片づける具体的な時期は決まっていません。
塔婆の功徳は建てた当日のみ有効ともいわれているため、立てた翌日に片づけても問題はありません。
ですが、実際は次に塔婆を立てるまでそのままにされる方も多いようです。