今まだお墓を持っていないが、ご家族に不幸があり四十九日法要の際に納骨をしたいので、四十九日法要までにお墓を間に合わせたい。
そんなご相談をいただくことがあります。

実際、お墓探し～建墓までどのくらいの日数がかかるのでしょうか。

まずはお墓をどこに作るのか、霊園や寺院、公営の墓地などから墓所をさがします。

例えば都立霊園の場合、年に一度の募集で、募集～抽選があり、墓地使用許可証が発行されるまでに半年ほどかかります。
そこから建墓開始になるため、実際のお墓完成引き渡しまで、9か月程度かかります。

民間霊園の場合、空き区画があればすぐに申し込みが可能です。
墓所を決め、石碑のデザイン、墓石の種類等を決め、彫刻内容はどうするのか等々、石材店と打ち合わせを重ねて、かかる期間としては２～３か月といったところが一般的です。

そう考えると四十九日法要までに間に合わないことがわかります。
間に合わせる方法はないのでしょうか。

答えとしては「あります」。
石材店などの展示品等を利用することで、工事期間の短縮が図れます。
展示品のため、墓石の色を選んだり、デザインを変えたりすることは難しいですが、
特別価格で販売されているケースがあるなどのメリットもあります。

ただし、急いで決めてしまって後悔するケースも見受けられます。
一生に一度あるかないかのことですので、お墓を作る際、何を優先するのか、まずはそこをご家族で決めることをお勧めします。