霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

墓じまいのステップ①

2024年03月09日

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実際に墓じまいは、どのように進めていけばいいのでしょうか。

大きな流れとしては以下のようになります。

1:墓地管理者の了解を得る
2:遺骨の移し先を確保する
3:改葬許可証を得る
4:遺骨を取り出す
5:墓石の撤去(墓地返還)
6:遺骨を移す(改葬完了)

ではそれぞれを詳しく見ていきます。

1:墓地管理者の了解を得る

墓地の管理者はお寺ならばご住職、〇〇市営霊園、都立霊園、民間の霊園の場合はほとんどの場合で管理事務所があるので、そこに墓じまいしたい旨を申し出ます。

お寺の場合は、そのお寺の檀家から離れることになるため、ご事情をお伝えし、相談しながら、丁寧に話を進める必要があります。
この時に、墓石撤去の依頼先なども確認しておきたいところです。

また、お寺でもなく、自治体でもない、共同墓地のような場合があります。これを「みなし墓地」と言います。(みなし墓地とは:墓地や埋葬などが定められた『墓地、埋葬等に関する法律』が施行される前に、墓地として設定されたお墓のこと)
管理組合があったり、近隣のお寺や神社がその代行をしていたり、使用者が持ち回りで管理していたりというケースが多いようです。管理組合もない、近くにお寺も神社もない場合は、役場に確認します。墓地は宅地でも農地でも山林でもないので、墓地台帳というものに記載して自治体が管理しています。

たまにお寺との折り合いが悪いので、住職には黙って墓じまいできないか、というご相談をいただくことがありますが、3で出てくる改葬許可書を作るにあたって、現在の墓地管理者に署名捺印が必要になるため、管理者に内緒でことを進めることはできません。

2:遺骨の移し先を確保する
すでにお墓に収めてある遺骨をそのままにすることはできません。
一般的なお墓への移動から、永代供養墓への移動、または散骨など、、様々な供養のタイプから移し先を選ぶことになります。
納骨できる数、条件、金額など、千差万別です。
アクセスや費用はもちろん、施設や宗教を含めたその使用条件を確認する必要があります。

まずは条件をよく確認したうえで、費用を含めて比較検討していくのがいいでしょう。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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