春のお彼岸とは?何をしたらいいでしょうか。
今年は3月20日が春分の日なので、春のお彼岸は3月17日(彼岸入り)~3月23日(彼岸明け)となります。
「彼岸」とは仏教の教えで、迷いや苦悩のない境地(悟り)が達成された世界のことをいいます。
彼岸の反対は「此岸(しがん)」で、煩悩(ぼんのう)に振り回され苦しむ世界のことをいいます。この「此岸」が私たちの住む世界です。
春と秋のお彼岸の時、私達は彼岸へ渡れることを願い、極楽往生できることを祈って、お寺にお参りします。
そしてご先祖様も彼岸へ渡れて極楽往生できるようにと願い、お墓参りをするのです。
また春と秋にお彼岸の行事が行なわれるようになったのは、春には豊作を願って種をまき秋には実りに感謝して祈りを捧げてきた昔からの習慣が、仏教の教えと一緒になり伝わったからといわれています。
お彼岸では、お寺にお檀家さんが集まり先祖供養を行う「彼岸会(ひがんえ)」も開かれます。
またお付き合いのあるお寺がない方々も、普段より少し多めのお供えを用意して家族親族でお墓参りをします。
桜の花も咲き始める季節に、春の花を持ってのお墓参りもいいものですね。