仏壇のお参りの仕方について~
本日は、仏壇のお参りについてお話しします。
宗派により作法が異なることもありますが、ここでは一般的な手順についてご説明します。
① 仏壇の前に正座をしてご本尊に一礼します(専用の椅子に座られてもかまいません)
② 仏壇に仏飯やお供え物を供えます(お供え物には「お線香・供花・灯燭(とうしょく~ロウソクのともし火)・浄水・飲食」の5種類があります)
③ ロウソクに火を灯し、その火で線香に火を移し供えて合掌します
④ ロウソクの火は手のひらであおぐか、火消しの道具で消します(息を吹いて消してはいけません)
⑤ 一礼して下がります
朝と夕方に1回ずつ、1日2回行なうのが望ましいとされています。
「りん」を鳴らすのは、お経が始まる時と終わる時です。
友人・知人宅を訪問して仏壇にお参りをする時、お経を唱えない場合はお線香をあげて
手を合わせるだけで構いません。
りんには「澄んだ音を聞いて、人々の邪念を祓う」「りんの音に乗せて供養や祈りを届ける」「読経の始まりや終わりの区切りとして鳴らす」という3つの役割があるといわれます。
またお供えの仏飯やお供物については、お供えしてお参りをしたあとには、下げて皆さんでいただきます。
そうすること供養になるといわれています。