霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中にお歳暮は送ってもいい?

2023年11月04日

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あと1か月もするとお歳暮を贈る時期になるため、喪中の方からのお歳暮に関する質問が多くなります。

そもそも「お歳暮」や「お中元」は、日ごろお世話になっている方に感謝の気持ちを伝えるものです。
お祝い事ではありませんので、自分が喪中期間でも、送る相手が喪中期間であってもお歳暮を贈ることに問題ありません。
ただし、死を「穢れ」と考え、喪中の人(「穢れ」のある人)からの贈り物を気にされる方もいます。自分が喪中の場合は、七七忌(四十九日)までの忌中期間に贈り物をするのは避けたほうがいいでしょう。

さらに気をつけたいのは「掛け紙」です。
通常のお歳暮は紅白の水引をかけた熨斗紙を使いますが、これはもともとお祝い事に使用するものです。
そのため、お送り先が喪中の場合は無地の掛け紙を使用します。
これらは商品を購入される際に喪中の相手に贈る旨を伝えれば、お店側で適切に対処してくれます。

また、お歳暮を年内に届けるのが難しい場合、年明けに「お年賀」としてお渡しすることもありますが、お年賀は「新年慶ぶ祝い事」のため、喪中期間にお年賀としてお渡しすることは避けたいところです。
その場合は松の内が過ぎたころから立春(2月4日頃)の前日までの間に「寒中見舞い」としてお渡ししてはいかがでしょうか。
ちなみに松の内は地域によって期間が異なりますが、関東では年明けから1月7日まで、関西では1月15日までを指すのが一般的です。

喪中の場合、お歳暮を贈ることを迷われる方は多いですが、時期や掛け紙などに気をつければ感謝の気持ちとしてお歳暮を贈ることができます。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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