~あらためて、お墓とは?
「お墓」とは、遺体や遺骨を葬った(ほうむった)ところという意味です、
葬りの処(はぶりのところ)~「はぶり」が「はか」となったといわれています。
「墓」という漢字は「土で覆う」という意味を表していて、塚や墳も同じく「土で覆う」という意味があり、昔はお墓を表す言葉はたくさんありました。そして埋葬する場所についても今よりもずっと自由でした。
ただ現在は、昭和23年に施行された「墓地埋葬等に関する法律(墓埋法)」により、墳墓とは死体を埋葬し、または焼骨を埋蔵する施設をいうとされ、「都道府県知事の許可を得た地域」となっています。
そして管理責任者の違いによって、「公営墓地」「境内墓地」「民営墓地」の三つに分けられます。
第二次大戦後に墓埋法が施行される前は、村々では鬼門の方角に墓地が作られていたり、地主の家では屋敷内に家墓地といわれるお墓がありましたが、戦後は法律でそうしたお墓は勝手に作れなくなりました。
昨今は、時代背景もありお墓の形式もさまざまですね。
期間限定のお墓やビル型の納骨堂や樹木葬といわれる永代供養墓なども多くなりました。ただどのようにお墓の形が変わっても、供養の思いはいつの時代も変わらないと思います。