縁日
弘法大師の月命日の21日に行なわれる弘法大師の縁日。
その年の最初の縁日を「初大師」や「初弘法」というそうです。
そもそも縁日とは?
神社などのお祭りの日に並ぶ屋台=縁日と思っている方もいるかもしれません。
「ご縁日」とは、神社の祭神、寺院の本尊仏や開祖と有縁(うえん=縁のある)の日です。
神仏が世の人々を救うために手を伸ばして、縁を結ぶ「結縁の日(けちえんのひ)」を略したのが縁日です。
神仏の降誕・入滅・示現・誓願など縁(ゆかり)のある日で、この日に祭祀や供養が行われます。
神仏ごとに特定の「ご縁日」があり、その日に参詣すると、大きな功得があるということ。
縁日は年に何回もあり、寺社やお寺によって異なります。
最初に上げた弘法大師の縁日は毎月21日。東寺では御影供(みえく)法要が営まれ、境内では多くの露店がならぶ弘法市が開かれます。
そのほか関東三大師と言われる、西新井大師(東京)、川崎大師(神奈川)、佐野大師(栃木)などが有名ですね。
厄除けのご利益があります。
観音菩薩は毎月18日。
浅草寺(東京)、清水寺(京都)、長谷観音(鎌倉)などが有名なところ。
縁結び、厄除けなどのご利益があります。
薬師如来は毎月8日・12日
奈良の薬師寺・法隆寺、京都の醍醐寺などが有名です。
長寿、病気平癒などのご利益があります。
それぞれのお寺、神社によってご利益も違いますので、いただきたいご利益を求めて縁日に行かれてみてはいかがでしょうか。