霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

喪中の対象と喪中期間について

2022年10月01日

10月になると
「今年母が亡くなりました。私は喪中ですか。年賀状はどうしたらいいですか。」「2月に兄が亡くなったのですが、喪中はがきを出した方がいいですか。」
などのご相談を多くいただきます。
ご自身が喪中であるか?喪中はがきを出すべきかどうか?というご質問です。

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喪中であるかどうか、またどの位の期間喪に服すべきか?などは、故人との関係性によって決まります。
ただ時代によってその内容は変化しており、明治の頃と昭和の頃でも大分違っています。
現代では一般的に次のように言われています。
まず故人がご両親など「一親等」や配偶者の場合は、喪中期間は一年間とされます。
また兄弟・祖父母など「二親等」の場合は、喪中期間は三ヶ月(90日)とされます。
そして伯父伯母など「三親等」の場合は、其々の方のお考えで決められることが多い様です。

私も以前友人からいただいた喪中葉書に、『今年五月に祖母が永眠いたしましたので 年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます』というものがありました。
一般的に祖母の場合は三ヶ月の喪中期間と言われていますが、どの位の期間喪に服すかは其々の方のお考えで決めて良いものなので、祖母の場合でも一年間喪に服しても全く構いません。

そして喪中の間は、旅行や食事会や結婚式などの遊興や祝い事を控えます。
新年の祝いのご挨拶も出来ませんので、年賀状も出すことが出来なくなります。
その為、11月中に喪中はがき(年賀欠礼のはがき)を出すのです。
お正月祝いも出来ませんので、松飾りや鏡餅も飾れません。
一年間(または三ヶ月)故人の供養の為に喪に服して、身を慎んで過ごします。

また先方が喪中である時は、出来るだけ食事や旅行などに誘わないようにし、
静かに過ごせるように心がけましょう。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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