霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

都立霊園申込の条件について

2022年05月14日

都立霊園への申し込みの時期が近づいてまいりましたね。
毎年6月の中旬に募集が始まり、8月の中旬に抽選会が行われます。

ご存じの方も多いと思いますが、都立霊園は抽選があり、また応募には資格があります。今回は都立霊園の申し込みの資格についてお話させていただきます。

都立霊園申込の条件について (1).jpg

1)    現在、埋蔵すべき遺骨(申込遺骨)がある方
大前提として、都立霊園はご遺骨がある方を対象にしています。
樹林、樹木型のお墓で、遺骨が無くても申し込みができる生前枠がありますが、それ以外は遺骨がないとお申し込みができません。
まだ誰の遺骨もないけれど、将来のためにお墓を準備しておきたいという方は民間のお墓を検討したほうがよいと思います。

また申込遺骨ですが、霊園によっては「まだどこにも埋葬したことがない遺骨に限る」など条件があります。令和4年度はまだ発表されていませんが、例年通りですと都立多磨霊園、都立小平霊園、都立八王子霊園などがそうです。例えば、田舎に墓があり、お墓の引っ越しを検討している。その遺骨で申し込みたい場合、申し込みができる都立霊園は限られているということです。

2)    申込者が申込遺骨からみて親族であり、その遺骨の祭祀の主宰者である方
祭祀の主宰者とは、葬儀の喪主、法事の施主などを務めた。または死亡届を出した方のことを言います。

3)申込者本人が都内に5年以上継続して居住している方
都立八柱霊園は松戸市にありますので、松戸市居住の方も対象ですが、その他の霊園は都内にお住いの方でないとお申し込みができません。また居住というのは住民票が都内にある方のことをいいますので、都内に5年以上居住しているが、住民票は東京都以外にあるという方は対象になりません。

いかかでしょうか。なかなか申込資格は厳しいですよね。
他にも分骨した遺骨での申し込みは出来ない。申込遺骨に対して1人1箇所のみしか応募できないなど条件は多くあり、もし当選したとしても資格を満たしていないと落選となります。詳しくは6月中旬に東京都から発表されると思いますので、都立霊園を検討されている方は必ず申込資格をご確認の上、お申し込みされてください。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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