回忌法要(年忌法要)はいつまで行うものですか。
先日、「回忌法要はいつまで行うものですか。」というご相談をいただきました。
一般的に仏式で葬儀をされた場合は、没後の回忌法要(年忌供養)を、三回忌法要から七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌の法要まで行い、三十三回忌法要を節目として「弔い上げ」とすることが多いですね。(五十回忌、百回忌まで行う場合もあります。)
弔い上げの後は、故人は「ご先祖様」となりますので、以後個々の回忌法要は行わずにお盆やお彼岸などの「先祖供養」の行事でご供養することになります。
ただ最近は三十三回忌法要を迎える前に、弔い上げをされる方が多くなっているように思われます。
ご相談の中にも、「兄弟親戚が高齢となり集まれなくなりました。今回の法要で弔い上げにしたいと思うのですが、いいでしょうか。」といったお話があります。
少子化に加え高齢化社会となった現代では、仕方のないことかも知れません。
更に最近はコロナウイルス禍によって、ますます親族が集まれない状況が続いています。
その為、回忌法要も延期としたり数人だけの少人数で行う事も多いようです。
こうした事もあり現代では、弔い上げの時期はそれぞれのご事情によって異なります。
十三回忌や二十三回忌で弔い上げとされる方もいらっしゃいます。
また菩提寺のある方は、ご住職に相談される事もよろしいと思います。