松の内が終わったら行うこと
松の内とは年神様が滞在しているお正月の始めから終わりまでをいいます。
始まりは1月1日。終わりは地域により異なりますが、関東が7日まで、関西ですと15日までというのが一般的でしょうか。
■正月飾りを片付ける
松の内が明け、年神様が帰られたら、年神様の依り代(よりしろ)であった門松やしめ縄などのお正月飾りを片付けます。お正月飾りは1月8日、関西16日の朝に下ろして片付けるようにしましょう。
下したお飾りは、お正月飾りやだるま、お守りなどを処分する「どんどん焼き(どんど焼き/※地域によっては「左義長(さぎちょう)」で感謝を込めてお焚き上げしましょう。どんどん焼きは、1月15日(小正月)に行われることが多く、近くの神社など行われています。
もしお近くで「どんどん焼き」が開催されていないようであれば、お飾りに塩とお酒をふって清めてから、白い布や紙で包んだ上で自治体のルールに従い、ごみとして処分する方法もございます。最近ではコロナの影響でどんどん焼きを開催できない神社もあるようなので、この方法で処分される方が増えているようです。
■鏡餅を片付ける
鏡開きは、松の内が1月7日までの地域は1月11日。松の内が1月15日までの地域は、1月15日に行うのが一般的です。ただし地域により異なり、例えば京都では1月4日が鏡開きとされていて、他の正月飾りを片づける前に鏡餅を食べるのだそうです。
鏡餅は年神様の力が宿ったありがたいもの。その力を授けてもらい、1年の一家一族の無病息災を願います。鏡餅は、食べてこそ意義があるものですから、小さなかけらも残さず食べてください。また鏡餅は包丁などでは切らず、割り砕くか槌で開くのがよいとされておりますので、ご注意ください。