喪中はがきを「出す、出さない」の目安は?
身内に不幸があり、自分が喪中の期間であった場合、年賀欠礼状(通称:喪中はがき)を出します。喪中はがきとは、死亡通知ではなく、毎年年賀状をやり取りしている方に対し、「今年は不幸があり年賀状は失礼させていただきます」というお知らせです。
この時期、「自分は喪中はがきを出す立場なのか?」と頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか。
■喪中の期間
明治時代では事細かに定められていましたが、喪中の期間は時代と共に変わってきており、
現代では一般的に一親等は1年間。二親等は90日が目安と言われています。誰が何親等にあたるのかは、下の図を参考にしてください。
一般的に「喪中はがき」を出す目安になるのが以下の2点です
・一親等の方に不幸があった場合は、喪中はがきを出す。
・二親等でも同居していた場合は、喪中はがきを出す。
ただ、あくまでも一般的な目安であって、厳密なルールは決まっていません。
例えば、
兄妹で今は離れて暮らしていたとしても、子供のころから一緒に過ごしてきた仲だったので、二親等で既に90日の喪があけていたとしても1年間は喪に服したいと思えば、喪中はがきを出しても構いません。
また三親等ではありますが、親のように可愛がってくれた叔父さんが亡くなった。「とうてい年賀状を出す気持ちになれない」そういった理由で喪中はがきを出すというのももちろんよろしいのです。
喪中はがきを出す、出さない。
その目安となる喪中の期間、故人との関係性はありますが、それよりもご自身のお気持ちを優先してお出しになるか決めて構わないと思います。