水引の選び方
この記事は2022/02/14に更新しています
祝儀袋や不祝儀袋、贈り物の掛け紙などに使用されている水引。
最近ではアクセサリーとしても人気があります。
この水引には未開封であるという封印の意味や魔除けの意味、人と人とを結びつけるという意味があり、水引の色や結び方で用途を使い分けます。
今回はこの水引の選び方を簡単に解説します!
◆結び方
仏事でよく使われるのは「結び切り」「あわじ結び」です。
返礼品などの掛け紙には「結び切り」を、香典には「あわじ結び」が使われることが多いようです。
この結び方は結び目が固く、一度結ぶと解けない結び方です。
解けないように結ぶことで「今後同じことが起こらないように」という意味が込められています。
「蝶結び」または「花結び」と呼ばれる最もよく使われる結び方は、何度でも結び直せることから「何度繰り返してもよい」お祝いやお礼に使います。そのため、繰り返すことはよくないとされている結婚祝いには蝶結びは使用しません。
また蝶結びは簡単にほどけることから「結婚のご縁は簡単にほどけてはいけない」という理由もあるようです。
そのため、結婚祝いには「結び切り」「あわじ結び」が使われます。
◆色
水引は用途によって色も使い分けます。
慶事に使用されるのは、赤白、金銀、金赤など。
仏事では黒白、黒銀、などが一般的ではありますが、関西方面では黄白などを使用する地域があります。
関西地方で黄白が一般的なのは、日本の首都が京都だったころの公家社会の習慣が残っているからだと言われています。
また香典の金額が高額になるときには、双銀の水引がついたものを選びます。
◆本数
弔事の場合、水引の本数は偶数とするという説もあるようですが、基本的にはお祝いと同様、1本、3本、7本、10本が基本です。
水引の本数は、基本的には包む金額が多ければ多いほど増える傾向にあり、水引の本数は、中身の格を表すものだとも考えられています。
そのため、中身によっては立派すぎる水引をつけないようにするのが基本です。
仏事は急な出来事ですから、不祝儀袋が必要になった!といったときにはぜひとも参考にしてください。