霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

「冬至」は運気上昇への第一歩!

2020年12月19日

2020年の冬至は12月21日。
冬至は二十四節気のひとつで、北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日です。

また、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で祝祭が盛大に行われていました。翌日から日が延びるため、中国や日本では冬至の日は陰の極みで、翌日から再び陽にかえると考えられてきました。それを「一陽来復」といい、この日を境に運が向くとされています。
つまり、悪いこともここでリセット! みんなが上昇運に転じる日なのです! ご存じでしたか?

調べてみると冬至に行う慣習にも、この一陽来復をなぞるような意味がありました。
冬至に"れんこん"や"にんじん"など「ん」がつくものを食べるとよいとされているのも、「いろはにほへと」の終わりが「ん」であることから、「ん」に一陽来復の願いが込められている、ということのようです。
柚子湯に入るのは「柚子=融通がきく、冬至=湯治」という語呂合わせもありますが、もともとは運を呼び込む前に厄払いをするための禊だと考えられています。


東京早稲田にある穴八幡宮では「一陽来復」を御守として配っています。
このお守りには、お祓いされた金柑(キンカンと)銀杏(ギンナン)が入っていることと、冬至から連想される柚子には「融通がきく」と願いが込められていることから「金銀融通の御守」ともいわれ、江戸から今に伝わる特別なものなのだそうです。
毎年冬至の日にこの一陽来復の御守の配布が開始されますが、金運アップ、商売繁盛を願う人々が広く全国から集うため、初日はかなりの行列ができるとのこと。
運気上昇! 金運アップ!なんて言われたら、寒い中わざわざ並んででも手に入れたくなりますよね。

今年の冬至は柚子湯に入り、身を清めて悪運をリセット!
「ん」のつくものを食べて運を呼び込み、さらには一陽来復御守で金運アップ! 
そんな冬至の過ごし方はいかがでしょうか。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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