ご法要と新型肺炎流行のこと
早いもので今年も5月になりました。新緑も眩しい~爽やかな季節です。
また5月5日は暦では「立夏」、そして「端午(たんご)の節句」ですね。
昔から端午の節句には、鯉のぼりや五月人形を飾り柏餅やちまきを食べて、男子のお祝いをしました。
滝登りをする鯉のように元気に逞しく育ってほしいという願いからですが、元々端午の節句は疫病をはじめ様々な「邪気」を祓うものだとも言われています。
それにしても今年は年明けから新型肺炎の流行が始まり、今まだ心配な状況が続きます。
5月5日にはぜひ「菖蒲湯」に入って、邪気(コロナウイルス)を祓いたいですね。
そうした事もあり、最近いただくご法要のご相談も新型肺炎関係の話が増えました。
「コロナウイルスが心配なので、法要後の会食はやめようかと考えていますが構わないでしょうか?」とか、「遠方の親族や兄弟は呼ばずに、家族だけ少人数で法要を行おうと思っていますが宜しいでしょうか?」また「家族の事も心配なので、施主の私一人でお寺で法要を行っても構いませんか?」等というものです。
なかには「今年の十三回忌はやめて来年に延ばしてもいいものでしょうか?」というご相談もありました。
菩提寺のある方にはご住職にご相談される事もお話しておりますが~。
ただ、きっとご先祖様も故人様もご家族の事を一番に思って下さっているので、このような状況では仕方のない事と分かって下さると思います。
むしろ?子孫の事が心配で「こんな時期には皆で集まってはいけません。」と言われるかも知れませんね。
本当に・・・遅くても秋のお彼岸までには、新型肺炎も終息していて欲しいものです。