ご存じですか?おせち料理の意味!
12月の入ると街中が一気に年末ムードになって何故か気忙しく感じられます。
普段は洋食などを食べることも多いですが、お正月は、おせち料理やお雑煮を用意する方も多いのではないでしょうか。
【おせち料理】
「おせち」は「御節供(おせちく)」と言って、もともとは季節の変わる節目に、年神様にお供えするおめでたい料理でした。
年に何回かある節句の中で、正月がもっとも重要な節句ということで、お正月料理に限定して言うようになったようです。
「おせち」は、年神様に供えるとともに、1年の家族の健康や繁栄を願う縁起ものの料理で、それぞれに意味が込められています。
黒豆・・・まめ(元気)に働けるよう
数の子・・・たくさんのたまごにあやかって「子だくさん」
田作り(ごまめ)・・・作物の豊作
昆布巻き・・・喜ぶと言う言葉に通じる
栗きんとん・・・黄金色で縁起が良い
里芋・・・一つの苗に沢山の芋ができることから「豊作」「子だくさん」
八頭(やつがしら)・・・大勢の人の頭(かしら)になれるように
ぶり・・・成長とともに名前が変わる「出世魚」にあやかって
干し柿・・・福をかき取れるように
屠蘇(とそ)・・・風邪の予防薬であり胃腸を丈夫する漢方薬
最近では、家族の人数が少なくなり、自宅でおせちを作ることも少なくなってきているようです。
本来、おせちは、五穀豊穣、不老長寿、無病息災、子孫繁栄などを願って作るものです。
日本伝統のおせちを一品でも手作りして心新たに新年を迎えられてはいかがでしょうか。
お正月は、時間に追われがちな現代の生活に豊かな時をもたらしてくれる日本人にとって
大切な伝統行事ですね。
おせちを食べたら、お墓参りに行ってご先祖様にも新年の挨拶をしたいものです。
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