秋の七草、紅葉も始まり...
10月も終わりですね。いよいよ秋も深まってきました。
山では紅葉も始まっていますね...。
そして里では秋の花が私達の目を楽しませてくれています。
令和で話題になった「万葉集」でも、秋の花は多く詠まれています。
なかでも「萩の花」が一番多いそうです。
特に、山上憶良の「秋の七種(ななくさ)」の歌は有名ですね。
秋の野に咲く花をこの世の宝として詠まれた歌の中にあげられた、
「萩の花、尾花(ススキ)、葛花、なでしこ、おみなえし、藤袴(フジバカマ)、キキョウ(朝顔)」
の秋の七草は、春の七草の様にお粥にして食べる事はできませんが、昔から日本人の心を癒してくれました。
私たちが日頃お参りに行くお墓でも、植栽の紅葉が見事なところもあれば秋の草花が綺麗に咲いているところもありますね。
この時季にお墓参りに行くと、そうした秋の七草のどれかに出会う事もあります。
尾花(ススキ)やおみなえしはよく見かけますし、なでしこも植えられている事も多いですね。萩の花の棚があるところもありました。
空高く空気も澄んだこの季節のお墓参りは、秋の草花にも癒されていつも以上に気持ちも和みますね。
秋は行楽やイベントも多い季節ですが、意外にお墓参りもおすすめです。
令和の年、お墓参りの際には、そんな「万葉の世界」にも少し触れる事が出来るかも知れませんね。