霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お盆の前に知りたい!お墓のお手入れ

2019年07月27日

将来子供たちがお墓の手入れをしてくれるか心配...最近植木の手入れを負担に感じる...
お墓参りに行くたびに草取りが大変...年数が経って石碑の汚れが気になる...法事で親戚が集まるからお墓をきれいにしておきたい...
など、お墓のメンテナンスについて悩んでおられる方が多いようです。
お墓は永い間、雨や風にさらされ、意外と傷んでいます。
いつまでも持ちよくお墓参りできるよう、気になる箇所や心配な部分は早目にメンテナンスしておきましょう。

◆墓石の汚れがひどいときにはどうすればいい?
お墓も少しずつ劣化や変色、コケなどが出ます。
特に外柵や石碑墓誌などの汚れやコケは目立つばかりでなく、風雨にさらされこびり付き、落ちにくくなりますので、汚れがひどい時には、墓石用の専用洗剤を使い、タワシなどでゴシゴシこすらずスポンジなどでやさしく洗います。
自分では手に負えない汚れはプロのクリーニングを利用するのもおススメです。5p1270-hakamairi.jpg

◆目地切れの補修
墓石と墓石の接合部分を目地(めじ)といいます。
目地のひび割れを放置すると雨水が隙間部分から入り耐震性などが弱まる可能性があります。日差しや雨などで傷んだ墓石の目地をきれいに補修しておくと安心です。

◆雑草が生えないようにするにはどうしたらいいの?
雑草は一度生えると次々と増え、高齢の方にとって雑草取りはなかなかの重労働です。また炎天下での作業は熱中症の心配もありますよね。
最近では、墓石の周囲に御影石を張る「方型張り」や、墓地内にコンクリートを打ち水抜き穴を設けて砂利を敷く「コンクリート打ち」など、雑草が生えないお墓が人気のようです。5p1269-hakamairi.jpg

◆花立の汚れや破損
花立ては雨などで水がたまり、金属部分がサビで腐食しやすく時間とともに破損することもあります。壊れていたり汚れている場合は、取り替えるようにしましょう。

お墓をいつまでもきれいに保つためには、日頃のお手入れも必要です。
経年によって劣化や変色、コケなどが出て、そのままにしておくと汚れも落ちにくくなります。
お墓のメンテナンスはなかなか個人で簡単にできるものではありませんし、放っておくと後々費用がかさむことも...
ぜひ、お盆のお墓参りの際にチェックして、気になるところがあれば、早めに石材店に相談しておかれると安心です。

★自分でできるお墓のお手入れ方法のまとめ★

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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