もう一度確認しておきたい!法要・法事の基本
1月20日ごろを二十四節気では大寒といいます。
本格的な寒さの到来ですが、厳しい寒さの中にも少し春の気配が感じられますね。
年間を通して多くの問合せをいただくのが、「法要(法事)」についてのご相談です。
法要は、家族や親族が故人の冥福を祈り供養する仏教の儀式です。
残された者が法要を行い供養することで、故人が極楽浄土に往生すると考えられています。
◇初七日法要
死亡した日を含め七日目に行う法要が初七日法要です。最近は葬儀の後、その日の内に行うことが多いのですが、本来は七日目に行います。
◇四十九日忌
仏教では、死者は、死後七日目から七日ごとに生前の行いに対する裁きを受け来世の行先が決まるとされており、残された者は七日ごとに故人の成仏を願い供養をします。
ただ、実際に七日ごとに法要を行うことは難しいため、初七日法要を行った後は省略して四十九日忌法要を行うことが多くなっています。
◇百か日忌
死去から100日目の法事で、卒哭忌(そっこくき)ともいわれ、遺族だけで行うことが多いです。
◇年忌法要
亡くなった翌年に一周忌を行いますが、それ以降は亡くなった年を含めて3年め(一周忌の翌年)が三回忌となり、以降は同様に数えます。
一般的に三十三回忌を最終の年忌(弔い上げ)とすることが多いようですが、地域や家の考え方によっては、三十三回忌より早く弔い上げとする場合もあります。
◇祥月命日
祥月命日(しょうつきめいにち)とは、故人が亡くなった月日のことです。たとえば、故人が三月十日に亡くなった場合、毎年の三月十日が祥月命日です。
現代は、かつてない無い速さで都市化が進み古くからの習俗も変化していきますが、大切な人との別れの日、供養の日が家族や親族にとって、特別な日であることに変わりはありませんね。
その他、法要・法事に関するよくあるご相談をQ&Aにまとめました。ぜひご覧ください。