霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

今年のうちに!お墓の点検チェックポイント

2018年12月01日

二十四節気の「小雪」を過ぎ、季節が初冬へと移り変わっているのを感じる今日このごろ。
先日、事務局のある新宿・花園神社の酉の市に行ってきました。酉の市の熊手は、福を掻き込むとされ、玄関や神棚、仏壇に飾るのがよいといわれています。境内に露店が立ち並び、威勢のいい手締めの声が賑やかな光景は、この時期ならではですね。torinoiti.jpg


さて、今回は今年のうちにチェックしておきたいお墓のメンテナンスについてのお話です。
掃除や庭の手入れ、地震対策、リフォームなど、お家と同じように、お墓にもメンテナンスが必要です。
お墓は石造りで、耐久性があるとはいえ、長い間日差しや雨にさらされていれば、汚れたり、傷んだりして、所々補修が必要になります。
もしかしたら、地震や台風などの自然災害の被害を受けることもあるかも知れません。
そういった困りごとを防ぐため、点検しておきたいポイントをご紹介します。


◇石と石との間の目地
 目地が切れていると、見た目が悪いだけでなく、放置するとコケやヒビ割れ部分から水が浸み込むこともあります。
 数万円から補修ができるので、目地切れを発見したら早めに石材店へ依頼しましょう。0414.jpg


◇墓石のヒビ・欠け
 ヒビや欠けも、放置しておくと、そこから傷んできます。また、地震などでヒビが大きくなってしまう危険性もあります。
 こちらもひどくならないうちに石材店に補修を依頼しましょう。

◇墓石の汚れ
 墓石はまめに掃除していても、水アカやコケなどが発生しやすく、年数が経つにつれて素人の手ではなかなかキレイに落とすことが難しくなります。
 お墓に負担が少ない低圧洗浄や専用の洗剤等でクリーニングをすると、見違えるようにきれいになります。お墓のクリーニングを行っている業者や、石材店に依頼しましょう。souzi.jpg


◇天災に備えた補強
 地震など予期せぬ天災によって、墓石が転倒したり墓石全体がズレたりすることもあります。
 最近は、免震性に優れた接着剤などもありますので、石材店に免震施工を依頼しておくと安心です。


年末、年始にはお墓参りに行かれる方も多いと思います。
もし、心配なところがあるようでしたら、早めに霊園や石材店に相談し、適切なメンテナンスを行うのがオススメです。

★お参りの前に読みたい!「自分でできるお墓のお手入れ」

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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