霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

戒名彫刻の流れ

2018年10月20日

納骨の際、お墓に戒名や没年月日などを彫刻することを「戒名彫刻」「追加彫刻」などといいます。

この戒名彫刻について、「どうやって石を彫るの?」「一度石を取り外して彫刻するのですか?」とご質問を受けることがありますが、墓石の彫刻には「サンドブラスト」という、砂などの研磨剤を吹き付けて石を削る工法が使われています。
専用の機械があり、作業スペースが確保できるところであれば、石碑を動かすことなく現地で彫刻を行うことができます。

今回は、戒名彫刻の流れをご紹介します。

1、字刷り
 彫刻の文字原稿を作成するために、既に彫られている戒名等の字体や大きさ、レイアウト等を確認します。石碑に半紙をあて、鉛筆やチョークなどでこすって転写します。 zisuri.jpg

2、原稿を作成
 転写した半紙をもとに、原寸大の彫刻原稿を作成します。文字の間違い・レイアウト等をお客様に確認していただきます。

3、ゴムシートを切り抜き、彫刻する場所に貼り付ける
 ゴムシートを原稿通りに切り抜き、石碑に貼り付けます。彫刻する部分以外はゴムシートで保護し、しっかりと養生します。
 また、周りに砂が飛び散らないようビニール等で覆います。zisuri2.jpg

4、サンドブラストを吹きかけて文字を彫る
 特殊な彫刻機械を使い、サンドブラストで文字を彫刻します。zisuri3.jpg

5、ペイントを入れる
 文字を見やすくするため、白いスプレーやペイントを彫刻した部分に塗る場合があります。zisuri4.jpg


6、完成

彫刻完成までには、原稿の作成、確認も含めておおよそ2週間~3週間ほどかかりますので、余裕をもって依頼したいですね。

戒名彫刻は、お墓を建てた石材店に依頼するのが一般的ですが、都立霊園・市営霊園など公営の霊園にお墓をお持ちの場合は、もしもドットネットでも石材店をご紹介しています。
メールまたはお電話:0120-111-308(年中無休 9:00~20:00)にてお気軽にお問合せくださいませ。

もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ