戒名彫刻の流れ
納骨の際、お墓に戒名や没年月日などを彫刻することを「戒名彫刻」「追加彫刻」などといいます。
この戒名彫刻について、「どうやって石を彫るの?」「一度石を取り外して彫刻するのですか?」とご質問を受けることがありますが、墓石の彫刻には「サンドブラスト」という、砂などの研磨剤を吹き付けて石を削る工法が使われています。
専用の機械があり、作業スペースが確保できるところであれば、石碑を動かすことなく現地で彫刻を行うことができます。
今回は、戒名彫刻の流れをご紹介します。
1、字刷り
彫刻の文字原稿を作成するために、既に彫られている戒名等の字体や大きさ、レイアウト等を確認します。石碑に半紙をあて、鉛筆やチョークなどでこすって転写します。
2、原稿を作成
転写した半紙をもとに、原寸大の彫刻原稿を作成します。文字の間違い・レイアウト等をお客様に確認していただきます。
3、ゴムシートを切り抜き、彫刻する場所に貼り付ける
ゴムシートを原稿通りに切り抜き、石碑に貼り付けます。彫刻する部分以外はゴムシートで保護し、しっかりと養生します。
また、周りに砂が飛び散らないようビニール等で覆います。
4、サンドブラストを吹きかけて文字を彫る
特殊な彫刻機械を使い、サンドブラストで文字を彫刻します。
5、ペイントを入れる
文字を見やすくするため、白いスプレーやペイントを彫刻した部分に塗る場合があります。
6、完成
彫刻完成までには、原稿の作成、確認も含めておおよそ2週間~3週間ほどかかりますので、余裕をもって依頼したいですね。
戒名彫刻は、お墓を建てた石材店に依頼するのが一般的ですが、都立霊園・市営霊園など公営の霊園にお墓をお持ちの場合は、もしもドットネットでも石材店をご紹介しています。
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