知って安心!法事の心得
もしもドットネットにいただくお問合せの中で、年間を通じて多いのが「法要(法事)」のお問合せです。
法事日程の決め方、招く人の範囲、挨拶文の文例、招かれる方の服装など法事を主催する側(施主)も参列する側も失礼のないようにと迷うことも多いのではないでしょうか?
そこで、今回は仏事のお問合せの中で多かったご相談です。
◇施主(主催側)
Q, 父の七回忌と祖母の十三回忌が近いのですが、2人の法要を一緒に行っても差し支えないでしょうか?
A, 法要をあわせて行うことを「併修(へいしゅう)」「合斎(がっさい)」といい、お寺様やご親族の了解があれば、一緒に行うこともできます。
ただ、一周忌、三回忌は単独で行う方が多いようです。
Q, 遠い親戚を法要に招く場合の宿泊費や交通費はどうすればいいでしょうか?
A, 特に決まりはなくご親族間の慣習に従い判断される方が多いようですが、
一般的に宿泊代は施主(主催者)が負担し、ご親族など参列者が交通費を負担することが多いようです。
◇出席者(参列側)
Q, 身内だけでの法要に出席しますが喪服でしょうか?
A, 仏事ですので基本は喪服です。 ご親族間の慣習などで異なりますが、一般的に施主(主催者)は三回忌くらいまでは喪服を着用します。
その後の法要については、身内のみで施主が平服でよいと判断すれば、地味な服装で差し支えないでしょう。
Q, 祖父の十三回忌と祖母の七回忌を一緒に行うようですが、その時に持っていく「御仏前」の金額は、単独の法事で包む金額の倍でしょうか?
A, お二人の法事を同時に行う場合でも、包む金額は単独の法事と同じ額でお差し支えございません。
法要で包む「御仏前」は地域やご親族間の慣習などで違いますが、一般的に施主が準備する会食、引き出物分を加味して1名で出席の場合、1万円~2万円、2名ですと2万円~3万円を目安に包まれる方が多いようです。
「法要(法事)」は、故人と縁のある人たちが集まり、故人を偲び、その成仏を祈り、出席者は近況を報告しあったりと親交を深める貴重な場でもありますね。
ご相談が多い、法事のマナーについてのQ&Aをまとめました。
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