◇持ち物
ほうき・タオル・歯ブラシ・スポンジ・植木はさみなどの掃除用具
供花・線香・（ローソク）・着火道具・供物（故人の好きだったお菓子や果物など）・数珠・ごみ袋

◇お掃除の手順
【墓石】
墓石の清掃はタオルや柔らかいスポンジを使って水洗いします。
細かい彫刻部分や目地などは柔らかい歯ブラシを使うと便利です。
落ちにくい汚れは、タワシなどでゴシゴシこすらず、墓石専用の洗剤で洗うと良いでしょう。汚れを落としたら、水洗いし、水気が残らないようタオルなどの布でふき清めます。

【植木】
植木を剪定し、雑草や落ち葉や枯れ草を清掃します。
大きくなりすぎた樹木は、地中に根が張って周囲の墓石や外柵を圧迫しひび割れや崩れの原因になることもあります。

【墓域内】
落ち葉や雑草は取り除き掃き清めます。玉砂利が土に沈んで汚れていたら目の粗いザルに
入れて水洗いするととてもきれいになります。香炉の残り灰は処分し、花立てを洗います。

お墓をきれいにしたら、供花と線香・供物をお供えし、墓石の正面に向かい、数珠を持ち、手を合わせお参りします。

◇お墓参りの注意点
お酒が好きだったからと、お酒を墓石にかける人がいますが、これは墓石を傷めるため控えましょう。
お線香は束のまま火をつけると高温になり、そこに水がかかると急激な温度変化で香炉にヒビがはいる事もありますので注意しましょう。
お供え物を残しておくとカラスが散らかしたり、墓石にシミや跡が残る事もありますので、お花以外は持ち帰るのがマナーです。

お墓をきれいにして、清々しい気持ちでご先祖様を迎えられてはいかがでしょうか。