霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

お香典の基本マナー①

2018年05月12日

若葉の季節、目にする草花が清々しい気持ちにさせてくれますね。

さて、昔は冠婚葬祭のマナーやしきたりについて、親戚やご近所付き合いの中から情報を得ることができましたが、近年では核家族化やライフスタイルの変化などで、身近に相談できる人がいないという方からお問合せいただくことも多くなってきました。
そこで、今回はご相談の多い「お香典」についてです。kouden.jpg

◇「お香典」とは?
 香典というのは、元は「香奠」と書き、霊前にお香を供えることをいいました。「奠」という漢字には、供える、ささげる、という意味があるようです。
 今はお香の代わりに現金を包んで「お香典」として持参しお供えするようになりました。

◇お香典辞退の場合どうすればいい?
 喪主がお香典を辞退しているときには、先方の意向を汲み取り、無理に渡すことは控えましょう。
 手ぶらで行くのが心配な場合には、念のためお香典を準備しておいて、受付の様子でお渡しすべきかどうか判断するという方もいます。

◇お通夜と告別式、お香典はどちらで渡す?
 「お通夜と告別式の両方に出席する場合、お香典はいつ渡せばいいでしょうか?」というご質問をよくいただきます。地域の慣習によって違いますが、お通夜の時にお渡しすることが多いようです。
 その場合、翌日の告別式では「お通夜のときにお香典はお渡ししています」と受付に伝え、記帳のみをします。

◇お香典に新札を使っていいの?
 お香典に入れるお札が新札だと事前に準備しておいたようで失礼になるという考えから、中に入れるお札は、新札を使わないという慣習があります。
 もし新札を使う場合には、一度折り目をつけたものをお包みすると良いでしょう。

お香典袋の水引や表書きについては、次回のコラムでお話します。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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