意外と知らない?納骨のキホン
この記事は2022/03/07に更新しています
今回は、意外とご相談を受けることが多い、納骨の時期と手順についてお話します。
■納骨の時期
「いつまでに納骨しなければいけない」という決まりは特にありませんが、お墓がすでにある場合は四十九日法要とあわせて納骨することが多いです。
地域によっては、葬儀を終えて火葬したらその日のうちに納骨する場合もあります。
また、新たにお墓を建てる場合は2~3ヶ月ほどかかるため、一周忌やお彼岸、お盆などを目安に納骨することが多いようです。
気持ちの整理がつかない、まだお墓が用意できないなどの理由ですぐに納骨ができない場合もあります。遺骨を自宅に置いておくこと自体に法律的な問題はありませんが、お寺様に預かっていただいたり、一時安置のできる納骨堂などを利用したりすることもできます。
■納骨の手順
納骨の準備は墓地の種類(寺院墓地、公園墓地、公営墓地)や霊園ごとにも異なりますが、一般的な流れをご紹介します。
①施主を決める
通常は葬儀の喪主を務めた人が行います。お墓の名義人が亡くなった方のままの場合は、名義変更も忘れず行いましょう。
②お寺と相談して日時を決める
納骨法要をしていただく場合は、事前にお寺様に連絡し、日時を決定します。
③管理事務所に連絡する
公園墓地の場合、管理事務所に納骨の日時を連絡します。霊園内の法要施設を借りる場合は、併せて予約しましょう。
④石材店に納骨・戒名彫刻を依頼する
お墓への戒名等の彫刻・納骨の立会いを石材店に依頼します。彫刻には2~3週間程度かかるので、早めに連絡しましょう。
⑤参列者へ案内状を発送する
納骨に参列していただく親戚や知人等に、日時の連絡をします。案内状と出欠の返信はがきを同封し、2週間前までに返事をもらうようにするとよいでしょう。
⑥塔婆供養の手配
塔婆供養をする場合、故人1人に対して家族で1本立てることが通常です。親戚などで塔婆供養をする方がいる場合、施主が取りまとめてお寺様に依頼します。
⑦食事・引き出物の用意をする
法要後、お寺や法要施設、自宅、飲食店などで行う会食の手配をします。法要の際には故人のための陰膳も用意する場合が多いので忘れずに。
参列者への御礼の引き出物は、一家に一つ(ご夫婦の場合は一つ)用意します。3000円~程度の消耗品がよいでしょう。
ちなみに...「石材店に頼まず、自分で納骨できますか?」というご質問を受けることもあるのですが、納骨棺の蓋石は雨が入らないようにモルタルやシリコンで目地止めされていることが多く、納骨後にも再び目地を入れる必要があります。また石もかなりの重さになるため、墓石に傷をつけてしまったり怪我をしてしまう心配もあります。ぜひ墓石・納骨のプロである石材店にご相談ください。
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