おはぎ?ぼたもち?・・・お彼岸のQ&A
この記事は2022/03/02に更新しています
もしもドットネットでもお彼岸に関するご相談をいただきます。
今回はよく聞かれる「お彼岸に関するQ&A」をまとめました。
■お彼岸の意味は?
「彼岸」とは彼方の岸を意味する言葉で、迷いの多い「此岸しがん(この世)」である俗世間に対し、仏の理想の世界である向こう岸、つまり迷いのない悟りの世界や浄土のことを言います。
その浄土に渡るために、善事を行い、先祖の供養を行う期間を「彼岸」と言うようになりました。
■お彼岸はいつからいつまで?
春彼岸は毎年3月の春分の日をはさんで前後3日間、秋彼岸は毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日間です。
それぞれの初日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」、春分の日・秋分の日を「お中日(ちゅうにち)」といいます。
■お墓参りはいつ行くのがいい?
お彼岸中、お墓参りに行く日にちに決まりはありません。
毎日お参りする方や、彼岸の入り・お中日・明けにそれぞれお参りする方もいます。
お中日やお彼岸中の土日にお参りする方が多いですが、混雑を避けて、お彼岸中の平日にゆっくりとお墓参りをするのもオススメです。
☆お彼岸のお参りも楽々!駅から近くアクセス便利な霊園を特集しています☆
■初めてのお彼岸には何をする?
初盆(新盆)と違い、初めてのお彼岸には特別な行事等はありません。
通常のお彼岸と同じように、お仏壇やお墓を綺麗にしてお花やおはぎなど供えてお参りします。
寺院では「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる合同法要が行われる場合があります。
■おはぎ?ぼたもち?
お彼岸に供える「おはぎ」や「ぼたもち」。基本的にはどちらも同じもので、季節によって呼び方が変わります。
春は牡丹の花にちなんで「牡丹餅」、秋は萩の花にちなんで「お萩」の名がついたといわれています。ちなみに、夏のおはぎは「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」と呼ぶこもあるんだそう。おはぎはお餅と違い、餅つきをしないため「搗(つ)き知らず」・・から「着き知らず」(夜はいつ船が着いたのか分からないから)、「月知らず」(北の窓からは月が見えないから)という由来だそうですよ。
また、おはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあんという場合もあるようです。
他にもお彼岸やお墓参りに関する記事をご紹介しています。ぜひご覧ください。
・墓参りは午前中がいいの?
・お彼岸のこれって非常識?
・お彼岸に旅行はやめた方がよい?