霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

樹木葬のイメージと現実!?

2017年04月15日

最近よくお問合せをいただくのが、樹木葬や自然葬といったタイプのお墓です。

「自然に還(かえ)れる」「費用がかからない」といったイメージがあるから、樹木葬がいい・・・とおっしゃる方も多いですが、実際はどうなのでしょう?

 

●樹木葬とは・・・

そもそも樹木葬とは、墓石のかわりに樹木を墓標とする葬送方法のこと。

「墓地・埋葬等に関する法律」に基づき、墓地としての許可を得た区域を設けている墓地のことを総称して「樹木葬墓地」と呼びます。

霊園や寺院など、既にある墓域の一角を「樹木葬」の専用地としている場合が最も多いようです。

また、あえて造成を行わず、自然の里山一帯を墓地として使用している墓地も存在します。

 

●自然に還れる?

霊園ごとに埋葬の方法に違いがあり、晒しの骨袋に納めて埋葬する方法や骨壺のまま埋葬する方法、土中にそのまま埋葬する方法、底は土のまま石で納骨棺をつくって埋葬する方法など、さまざまです。

ちなみに、一般のお墓も納骨棺の底が土になっているものがあり、骨壺がいっぱいになったら土に還すことが多いです。

 

●木の下に眠れる?

桜などの樹木をシンボルツリーとして周囲の墓域に埋葬するところもあれば、庭園のように整備された芝生に埋葬するところなど、いろいろなタイプがあります。

自分専用の樹木を植えたい、という方もいらっしゃいますが、そういった形の樹木葬はあまり一般的ではないようです・・・

 

●お墓参りは?

樹木葬の場合、他の人と一緒に埋葬される合祀タイプも多く、共同の献花台の前でお参りするのが一般的です。

個別埋葬の場合も区画がはっきりと分かれている訳ではないので、どこに埋葬されているかわからなくなってしまう・・・という声も。

 

●費用が安い?

永代供養がセットになった樹木葬の場合、年間管理費はかからないところも多いです。

永代使用料は、10万円台から100万円以上のところまで幅広く、納骨できる数もそれぞれに決められています。

ご家族で樹木葬を申し込んだら、墓石を建てたほうが安かった・・・なんてことも。

「樹木葬=安い」ではないので、十分にリサーチする必要がありますね。

 

樹木葬を検討されている方は、ご自身の希望に合った方法かどうか?しっかり調べることが大切です。

全国の樹木葬はこちらからお探しください。


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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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