墓参りは午前中がいいの?
この記事は2022/03/02に更新しています
3月は春彼岸の季節。 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のとおり、心地よい季節になってきましたね。 春彼岸の期間は毎年3月の春分の日をはさんで前後3日間です。
この時期は、お墓参りについてのお問合せを多くいただきます。 そこで、ちょっと気になるお墓参りの疑問についてです。 ■お墓参りは午前中にしたほうが良いと聞きますが、午後にお参りしても問題ありませんか?
お墓参りの時間についてのお問合せですが、特に決まりはありません。 お参りは午前中にしたほうが良いというのは、仏様のことを優先して考えるべきだという、古くからの教えなのでしょう。 お墓参りが午後になってもお差支えありません。形式に囚われるのではなく、心を込めてお参りされることが大切ですね。
■他家に嫁いで姓が変わると、親以外のお墓にはお参りしないものですか?
お嫁に出たからといって、ご実家のご親戚のお墓にお参りしてはいけないということはありません。ご親族をはじめ、ご縁のあった方々のお墓参りをすることはとても尊いことです。
■お墓に供えるお花はやっぱり仏花?
お彼岸の頃になると菊などを中心としたお供え用の仏花がよく売られていますが、特に仏花でなくてはいけないということはなく、色や種類など決まりはありません。 ただし、棘のある花や花粉(お墓や仏壇につくとシミになることがある)のある花はお供えする前に棘や花粉を取り除いておきましょう。 神式の場合は榊(さかき)、仏式でも宗派によっては樒(しきみ)を使います。
日頃ついつい怠りがちになってしまう仏様へのご供養ですが、お彼岸の期間は、ご家族揃ってお墓参りなさってはいかがでしょうか。