霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

自分でできるお墓のチェックポイント

2017年02月25日

震災などに備えてお墓の強度を確認したいという方のために、ご自分でできるチェックポイントをまとめました。ただし、現地を確認するさいには石碑などに むやみに触れず、怪我などに充分注意しましょう。

≪チェックポイント≫
■目地切れに注意!
  石と石を接着している目地(めじ)がはがれたり、切れたりしていないか、石碑だけでなく、外柵(がいさく:周囲の柵)や墓誌などもチェックします。
  お墓は常に屋外にあり、強い日差しや風雨などにさらされているので、目地も時間が経つとどうしても経年変化によりもろくなります。
目地が切れたところは、石の接着が弱くなり、地震の揺れに弱くなってしまいます。
目地切れを見つけたら早目に石材店に相談し補修してもらいましょう。
 そのさいに、免震効果を高めるリフォームをすることもできます。

≪部分別チェックポイント≫
 ◆外柵・石碑
  ずれや傾き、ぐらつきがないかを確認します。ズレの確認はメジャーを持っていくと分かりやすく便利です。


◆塔婆立て
ぐらつきがないかを確認します。両脇の柱の間にみかげ石が入っていると塔婆立ての構造が強化され安心です。

 ◆墓誌
  ぐらつきがないかを確認します。墓誌は彫刻を追加する際に取り外しできることを前提に作っているものも多く、地震の際にずれやすくなります。
  最近では、墓地形態にもよりますが現地で直接彫刻を追加できますので石材店に依頼して接着することも可能です。
 
◆植栽
  育ちすぎて地中で根を張りすぎると、外柵などを圧迫し、ひびが入ったり、崩れる原因になります。

定期的なチェックだけでなく、日頃のお手入れもしっかりと行いたいですね。もしもドットネットでは、自分でできるお墓のお手入れについてもご紹介しています。ぜひご覧ください。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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