霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

数珠の選び方・使い方

2017年01月29日

大寒の厳しい寒さが身にしみる季節ですが、草花に春の訪れが近いことを感じます。

最近は日常的に念珠のブレスレットをつけている人や、好みの石でオリジナルの念珠ブレスレットを作る人もよく見かけます。

お葬式や法事、お墓参りの時などに手にする機会の多い数珠は念珠(ねんじゅ)ともいい、仏様やご先祖様を拝む時に欠かせない法具(ほうぐ)です。

そこで今回は、最も身近な仏具の数珠についてです。

≪数珠とは≫
数珠はもともと念仏やお経を唱えるときに何回唱えたか数えるためのものです。
また数珠を持って仏様の手を合わせれば、煩悩が消え、功徳が得られるとも言われています。


≪珠の数について≫
数珠の珠の数は百八個が正式とされています。これは百八の煩悩を消滅させる功徳があるからだと言われています。
また持ちやすいように五十四、さらにその半分の二十七など球数の少ない略式念珠もあります。

≪素材≫
素材はさまざまなものがあり、宗派による決まりはないので、好みで選べます。
菩提樹の木の実、香木、黒檀、紫檀、琥珀、真珠や水晶などのほか、ガラスやプラスチックなども使われています。

≪数珠の選び方≫
宗派によって異なるので、自分の宗派を確認したうえで選ぶといいです。
仏具店では宗派に合わせた数珠をすすめてもらえます。
ただ一般的には、宗派にかかわらず使える片手用の略式のものを選ぶ方が多いようです。

宗派によって種類や用い方に多少の違いはありますが、他家のお葬式や法事に参列する場合には、自分の持っている念珠を持参してかまいません。
ただし、神式やキリスト教式のお葬式には持参しません。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

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