霊園・仏事の知っ得コラム

もしもスタッフ連載

ペットと共に供養できるお墓について

2017年01月08日

かつては先祖代々のお墓にペットを埋葬する事は、ほとんどできませんでした。

今でも寺院墓地ではその宗教的な教えからも、多くの所で禁じられております。

宗教自由の公園墓地でも他の使用者への気遣いもあり、霊園の使用規則で禁じている所がほとんどでした。

ただ時代のニーズに応えるように、宗教自由の公園墓地ではペットと共に眠れるお墓が年々増えており、家族同様にペットと暮らしている方々には嬉しい事ですね。

もしもドットネットでも、ペットと一緒に入れるお墓を探すことができます。


そうした霊園では石碑のデザインや彫刻に最愛のペットの姿を映しているお墓もよく見かけます。

さてペットと共葬できるお墓には、一般的な霊園の一角に専用の区画が設けられている場合と、霊園全体がペットと共葬できる場合とがあります。

特に後者は最近みられるようになりましたが、このような違いからお墓参りの際の規則が変わってくる事もあるのでご注意ください。

ペットと共に眠れるお墓でも、お墓参りの際にペットを連れて墓域に入れるかどうかは別の規則となります。

ペットは霊園の入り口や休憩棟までとされる場合と、墓域に自由に連れて入れる場合等があるので、霊園の規則をよく確認して下さい。

一般のお墓の中を通らねばならない様な所では、他の方への気遣いからもペットを連れて入れない規則になっている事が多いですね。

 

そして何より一番大事なことは、将来にわたり供養しお墓を守っていくご家族全員のお考えだと思います。

当然の事ですが其々に色々な考えがありますので、十分ご相談の上決められて下さい。

 

それにしても、特に犬や猫達は人類の古い友人です。

遺跡からも犬は一万数千年前から人間と共に埋葬されていた事が分っていますし、昨年には地中海のキプロス島で猫が人と共に埋葬されていた遺跡が発見されたと聞きました。

アジアやヨーロッパの数多くの遺跡で、犬や猫と共に埋葬されたお墓が発見されています。

そう思うとペットと共に眠るお墓というのも、決して新しい話ではないのかも知れませんね。

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もしもドットネット コラムスタッフPROFILE

正しいお墓の知識をもって適切なアドバイスを行なうスキルを証明する「お墓ディレクター」資格を保持。
数多くの霊園に実際に足を運び、霊園だけでなく周辺環境の様子など多角的なアドバイスを心がけながら電話やメールでのご相談にお答えしています。

コラムスタッフ