困った!いまさら聞けない法要用語
北から、雪の便りが届く季節になりましたね。
四十九日、一周忌の法要などで、日常の生活ではあまり使われない単語を耳にすることはありませんか?
今回は、わからないことがあっても人にはなかなか聞けず、周りの人もそうそう詳しいわけでなく、いまさら聞けないと、ついうやむやにしてしまう法要用語をいくつか取り上げてみました。
◇施主(せしゅ)
法要の主宰者を施主といいます。法要の日時やご参列いただく人への連絡など、法要の段取りをすべて取り仕切る人を指します。
◇菩提寺(ぼだいじ)
そのお寺の宗旨に帰依し、先祖代々のお墓や位牌などを納めて、葬儀や法要など故人の供養をしていただくお寺のことです。檀那寺ともいわれ、所属している人を檀家といいます。
◇忌明け(きあけ)
四十九日は「満中陰(まんちゅういん)」といわれ、この日の審判で故人の冥土(めいど)の行先が決まるとされていますので、故人の成仏を願い法要を営みます。 四十九日法要をもって忌明けといいます。
◇お斎(おとき)
本来は修行僧の午前中の食事を斎(とき)と言ったのですが、現在では法要など仏事の際に出される食事のことまでを指すようになりました。
◇併修(へいしゅう)合斎(がっさい・ごうさい)
二人以上の故人の法要をあわせて行うことを併修(へいしゅう)または合斎(がっさい) といいます。同じ年や近い月に二人以上の法事が重なった場合に行われますが、四十九日忌や一周忌までの故人の法要は併修せず単独で営むことが多いようです。